...彼女は奇物好きで、珍妙な装飾品をたくさん集めている...
...さぞかし酒の肴に珍妙であろうが...
青木正児 「九年母」
...珍妙(ちんみょう)ふしぎ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...けだし珍妙なものだった...
石川欣一 「比島投降記」
...その顋(あご)に絡まる※(ひげ)は実にすこぶる珍妙なもので見られたざまじゃないと思った...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...だから私の珍妙な字はかなり長い間...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...また珍妙なものでもあった...
海野十三 「怪星ガン」
...珍妙(ちんみょう)なる怪異(かいい)は...
海野十三 「金属人間」
...借着の背広にズボン下ばかりの珍妙な格好で...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...つづいて、珍妙な、所謂「直言」が試みられている...
太宰治 「惜別」
...あまりにどうも珍妙な喧嘩なので...
太宰治 「津軽」
...自分で画きながら噴き出してしまうほど珍妙な趣向が生れるのでした...
太宰治 「人間失格」
...てめえたちが飲めない程の珍妙なウイスキイを...
太宰治 「美男子と煙草」
...珍妙な音楽を作り...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...兵馬も米友を珍妙な人物だと思っています...
中里介山 「大菩薩峠」
...一八一四年当時の囚人が斯(か)くも珍妙な制服を着せられ...
中島敦 「光と風と夢」
...その話があまりにも珍妙なため...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...珍妙な悪魔の踊りををどつてゐるのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...供人は盛裝喧噪して珍妙に唄ひ踊り續ける...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
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