...彼女は奇物好きで、珍妙な装飾品をたくさん集めている...
...珍妙(ちんみょう)ふしぎ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...顔を珍妙にしがめて...
岩野泡鳴 「猫八」
...『延寿相談所』などという珍妙な看板が...
海野十三 「火星兵団」
...この珍妙な看板をかけた家の門をくぐる者が少くなかった...
海野十三 「火星兵団」
...珍妙な形をした人形の土器を出して...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...声楽の大天才揃いの珍妙きわまる合唱を行い...
太宰治 「惜別」
...尻端折懐手の珍妙な粉(マヽ)装で...
種田山頭火 「行乞記」
...珍妙な茶ができた...
種田山頭火 「其中日記」
...同じく木製の珍妙な沓(くつ)だのいふ品々が揃つてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...紛ふことなき珍妙さが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...かなり珍妙な問答がとりかわされたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...珍妙な子守唄を」と甚三郎が思い出していると...
中里介山 「大菩薩峠」
...珍妙にして恐るべきカドリルよ! ハガァド曰(いわ)く...
中島敦 「光と風と夢」
...一八一四年当時の囚人が斯(か)くも珍妙な制服を着せられ...
中島敦 「光と風と夢」
...珍妙な歌をとほうもない大きな声で唄う...
久生十蘭 「キャラコさん」
...手風琴は極く珍妙な節廻しで鳴り出した...
松永延造 「アリア人の孤独」
...奇妙キテレツ珍妙無類の...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ところで又その足跡が頗(すこぶ)る珍妙なんで...
夢野久作 「二重心臓」
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