...そして珍奇な形の陶器を沢山と...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この珍奇な飛行島の様子を知らせてやろうという友達思いの心からだった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...中から出たのはいずれも地球上でいまだ見た事もない珍奇な物ばかりだ...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...屹立する感傷と珍奇なる言語とを振りかざしている――それも顕著に...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...糸の束か蜘蛛の巣のように見えるものを押刻した珍奇な東洋の貨幣もあり...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...珍奇なものまでお書きあらはしになるくらゐでございましたから...
太宰治 「右大臣実朝」
...珍奇な異國的なものへの若々しい感興が急に溌剌と動き出した...
中島敦 「かめれおん日記」
...まあそういう珍奇な魚は...
中谷宇吉郎 「異魚」
...非常に珍らしい珍奇なことをいう宗教家こそかえって非常に怪しい怪物なんだ...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...もしも珍奇な破天荒な事実を明かす人のみが偉いと思ったら先ずさしあたり巣鴨近傍に行ってみるがいい...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...又一つにはそれらが珍奇な種類の花ばかりのために...
堀辰雄 「おもかげ」
...桑畑の一隅の小屋から破裂して来た珍奇な唱歌隊の合唱に...
牧野信一 「心象風景」
...声の珍奇な太さなどにも何か馬を聯想するところがあるらしい――などゝ...
牧野信一 「心象風景」
...我国では決して見ることも許されぬ珍奇な鳥類の料理を御馳走した...
牧野信一 「痴酔記」
...珍奇な可憐味を覚へるばかりでなく...
牧野信一 「露路の友」
...朝鮮の珍奇な織り物などをどうしてどう使おうと驕(おご)った考えを持っていた守ではあったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やはり精神病者の心理状態の不可思議さを表現(あらわ)した珍奇な...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一番珍奇な参考品ではないかと考えているのですが……」若林博士は私にこの原稿を読ませたいらしく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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