...幻燈が珍しい彼女にとっては...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...それのやり方と環境とが如何にも珍しいので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...到るところで珍しい瓦だの...
薄田泣菫 「茶話」
...老人いわく「空気が水になるのは何も珍しい事はない...
寺田寅彦 「知と疑い」
...船が珍しいもんだから...
中島敦 「環礁」
...自然のある珍しい現象を発見することは...
中谷宇吉郎 「十二花の雪」
...珍しいことだろうと思う...
中谷宇吉郎 「一人の無名作家」
...皆田老人は立ち上って、彦太郎の隣に腰を下し、やあ、小森さん、珍しいな、五月の選挙以来初めてですな、商売忙しいでしょう、と猫撫声(ねこなでごえ)を出し、ああ、皆田さん、あんたも達者で何よりで、と彦太郎も応じて、むかつく気持を押えかねながら、顔は笑顔になって、会釈(えしゃく)した...
火野葦平 「糞尿譚」
...今月の貧乏は近頃珍しい位だった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...年処を経たオンコの珍しい巨大なのが一本...
本庄陸男 「石狩川」
...東京から来るとそんなに珍しいかね...
牧野信一 「清一の写生旅行」
...深紅色の珍しい皿の耀(かがや)きに頭を擡げた...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...きのう本当に珍しいボンボンをたべました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こうした珍しい話がお耳にはいっていながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...たまには珍しいというのみで...
柳田国男 「雪国の春」
...珍しいことには一年に一度とか...
柳田国男 「雪国の春」
...その注釈の文体が珍しいので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...君は珍しい話を知っているそうだが...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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