...」これを数多い広告のなかから拾ひ出した米国の雑誌記者は、奇妙な広告だ、珍しい広告だ、滅多に見かけられない広告だといつて矢鱈(やたら)に吹聴してゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...今宵はそなたに珍しい浮世の話を語って進ぜよう...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...しかしもっと色々見ていたらまた珍しい見物に出っくわさないとも限らないであろう...
寺田寅彦 「高原」
...珍しいというよりも...
豊島与志雄 「未来の天才」
...青年には珍しい司教的なまた戦士的な性質だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今の世には珍しいほどの純な心であったのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなことはかなり珍しいことなのである...
中谷宇吉郎 「冬彦夜話」
...珍しい藝者もあるものだとつくづく感心してゐるのだ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...この数ヵ月は珍しい方面での心労をいたしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今にこれでも珍しいものとなるわけですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その注釈の文体が珍しいので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...珍しいことではありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...たいへん珍しい物だそうだ...
吉川英治 「三国志」
...珍しい南蛮渡(なんばんわた)りの大鏡を壁にはめこんで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「珍しい事だ、兩人揃つて...
若山牧水 「姉妹」
...間々この山獨特の珍しい草木もあるとのことである...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
...珍しい瀧ではあつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...この山でも斯んな楓は珍しいって評判になってるんですがネ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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