...忽珂(からん)と硝子戸が響(ひび)いた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...前の河村の親類の高森の熊野写真館の心配で玖珂(くが)の迫口家の三女二十一歳とも子という人だそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...八日にお母さんと三人玖珂(クガ)まで行って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...周防国玖珂郡(くがごほり)通津村(つづむら)に住んでゐた池田杏仙正明に三男一女があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...讚岐国那珂郡櫛梨村の人...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...本場は久慈(くじ)郡の西野内や那珂(なか)郡の嶐郷(りゅうごう)村であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ここは那珂の港からもう少し向うにあって...
柳田国男 「故郷七十年」
...相模足柄下郡宮城野村字強羅同 足柄上郡三保村大字中川字ゴウラ飛騨吉城(よしき)郡国府(こくふ)村大字宮地字ゴウラ越前坂井郡本郷村大字大谷字強楽丹波氷上(ひかみ)郡上久下(かみくげ)村大字畑内字中ゴラ備前赤磐(あかいわ)郡軽部村大字東軽部字ゴウラ周防玖珂(くが)郡高根村大字大原字ゴウラ谷大隅(おおすみ)姶良(あいら)郡牧園村大字下宿窪田字コラ谷等である...
柳田國男 「地名の研究」
...今も常盤(ときわ)村の内にて那珂川に添いたる地をなべて阿久津と称す...
柳田國男 「地名の研究」
...山口県の玖珂(くが)郡秋中村大字秋掛(あきがけ)などでも...
柳田国男 「木綿以前の事」
...那珂(なか)川の砂洲を渡り歩いたものであった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その頃の那珂川の水は透明清冽で博多織糸の漂白場(さらしば)であったが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...目明の良助の後からヨチヨチと那珂川に架かった水車橋(みずぐるまばし)を渡って行くうちに...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...那珂郡(なかごおり)の塔(とう)の尾(お)とやらに住んでいる山伏じゃそうな...
吉川英治 「親鸞」
...那珂(なか)の賓閣(いんひんかく)に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お那珂(なか)の顔を見ると...
吉川英治 「旗岡巡査」
...娘時代のそうした気持がわかるだけに、妻女のおかやには、「お那珂さん、御舎弟の磋磯之介様が、万が一にでも、ここへおいでになったら、きっと会わせて上げますから、それまでは、主人のいうように、あまりここへは来ない方がようございますよ」その程度にしか、いえないのである...
吉川英治 「旗岡巡査」
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