...例の三原玲子の間違えて吹きこんだ台辞であるという点だ...
海野十三 「獏鸚」
...玲子巨億の財宝や暁団や江東のアイス王のことはどうなったかいまだに手懸りがない...
海野十三 「獏鸚」
...玲瓏(れいろう)として透徹(すきとをれ)るが暾(あさひ)の暉(かゞやき)たるはものに比(たぐ)ふべきなしと...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...まるで桃太郎のように玲瓏(れいろう)なキリストのからだの...
太宰治 「俗天使」
...玲瓏(れいろう)玉を磨き上げたような容貌と相俟(あいま)って寸分の身揺ぎもしなかったが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...かへつて私は万象玲瓏...
種田山頭火 「其中日記」
...この玲瓏(れいろう)として充実せる一種の意識...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...玲瓏の 380銀色の脚美はしきテチス近づきおとづるる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...玲子も黙って従いて来る...
外村繁 「澪標」
...モーツァルトの作品とそのレコードモーツァルトの玲瓏(れいろう)たる音楽は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...拝殿に掛けた父の最後の傑作――玲瓏(れいろう)たる名鈴(めいれい)の音(ね)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...玲瓏(れいろう)として澄明なる一物が軽くわたしの背を揺(ゆすぶ)るのです...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...早く元気な玲子様におなりになつて下さいませ...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...玲子は思わずハッと身を縮めたまま背後を振り返った...
夢野久作 「継子」
...玲子はその声に耳を澄ましているうちに...
夢野久作 「継子」
...玲子は思わずホッとタメ息を吐(つ)いた...
夢野久作 「継子」
...そのうちに元気になって帰っておいでになるでしょう」「まあッ……ホント……」玲子は思わず中林先生の肩にかじりついた...
夢野久作 「継子」
...天は玲瓏として透きとほり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
便利!手書き漢字入力検索