...敵と味方との前に玲瓏として突立つてゐられるやうになりたい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...玲瓏(れいろう)玉(たま)の如き美男の眉山もまた頗る薄命であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...玲子の殊遇(しゅぐう)が桐花カスミとの同性愛によるものだろうと...
海野十三 「獏鸚」
...人もあろうに玲子が暁団に関係しているとは...
海野十三 「獏鸚」
...――三原玲子は、実は桐花カスミの「声の代演者」だったのである...
海野十三 「獏鸚」
...それが皆俳句そのものであるようなきわめて玲瓏(れいろう)透徹な感じがして...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...玲ちゃんは可哀そうに...
高見順 「如何なる星の下に」
...頸筋をこちらに覗(のぞ)かせているロゼリイス姫の玲瓏(れいろう)さ! 白絹の垂れ幕の彼方ながら...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...玲瓏として冴えわたる月光がおのづから天地の悠久を考へさせた...
種田山頭火 「其中日記」
...玲子の手を取って...
外村繁 「澪標」
...拜殿に掛けた父の最後の傑作――玲瓏(れいろう)たる名鈴の音に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ギヤマンよりも玲瓏(れいろう)としてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この玲瓏(れいろう)たる貴女(きじょ)を...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...玲朧隈もなしである...
室生犀星 「愛の詩集」
...玲子にどうしたらいいか教えて下さい...
夢野久作 「継子」
...玲子はその声に耳を澄ましているうちに...
夢野久作 「継子」
...そのうちに元気になって帰っておいでになるでしょう」「まあッ……ホント……」玲子は思わず中林先生の肩にかじりついた...
夢野久作 「継子」
...玲瓏(れいろう)とさえかえった空には...
吉川英治 「神州天馬侠」
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