...非常に面白味のある玩具が...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...玩弄物(おもちゃ)だのな...
泉鏡花 「海異記」
...勿論彼の作物と雖(いえど)も何日か弥次馬の玩弄品となる時があるかも知れない...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...予言として玩味すべき者である...
内村鑑三 「聖書の読方」
...恰(あたか)も上国孱士(じやうこくせんし)の茶香古器を玩(もてあそ)ぶが如し...
薄田泣菫 「茶話」
...あの人はリヽーを玩具にしてゐるだけなので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...旦那は又三平を玩具にしてやろうと云う魂胆があるものですから...
谷崎潤一郎 「幇間」
...大事な玩具を一つ持っていることは………ただ持っているだけで...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...あの玩具屋(おもちゃや)の店がランプや蝋燭(ろうそく)の光でまぶしいほどに照らされて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余の最も愛玩(あいがん)措(お)く能(あた)はざるものは即(すなわ)ちこれら年少相思の男女を描けるものとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...大正三年の夏欧洲(おうしゅう)戦争が始まってから玩具(がんぐ)雑貨の輸出を業とした兼太郎の店は大打撃を受けたので...
永井荷風 「雪解」
...普通の玩具は弄(もてあそ)ばるるだけが能である...
夏目漱石 「虞美人草」
...鵞鳥鵞鳥に腹掛けかけさせてみんなで遊びにつれてゆこ玩具(おもちや)屋の表は駈けて通ろみんなで ならんで駈けて通ろ鵞鳥も一緒に駈けるだろ長い頸ふりふり駈けるだらう...
野口雨情 「十五夜お月さん」
...老人の玩具になってしまったのだろうか...
野村胡堂 「胡堂百話」
...玩具(おもちゃ)のカレードスコープを見るように...
二葉亭四迷 「平凡」
...」「なにしろ玩具なんてものを普段持扱はないので...
牧野信一 「鬼涙村」
...よくそれを玩読すれば特にこれをそうした事情が充分に呑み込めるであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...からからと鳴る玩具も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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