...どこかの案山子(かかし)が玉蜀黍(とうもろこし)の畑から逃げだしてきたのかとまちがえるかもしれない...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...枯れたる玉蜀黍の莢のさわ/\と鳴らば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...玉蜀黍は数年ごとに直輸入の種子を蒔かぬと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...玉蜀黍は成るべく農夫読(ひやくしやうよ)みに温和(おとな)しく「たうもろこし」と読んで貰ひたい...
薄田泣菫 「茶話」
...萩の餅やら団子やら新里芋やら玉蜀黍(とうもろこし)やら梨やらを供えた...
田山花袋 「田舎教師」
...がさ/\と前の玉蜀黍(たうもろこし)の大きな葉を動かすばかり...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...右手の金網の炮烙(ほうろく)でハゼ玉蜀黍(もろこし)をあぶりつゝ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...玉蜀黍(とうもろこし)で補(おぎな)い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...穗先のざらけた玉蜀黍は何事にもざわ/\と騷ぐのであります...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...到(いた)る處(ところ)畑(はたけ)の玉蜀黍(たうもろこし)が葉(は)の間(あひだ)からもさ/\と赤(あか)い毛(け)を吹(ふ)いて...
長塚節 「土」
...「家畜に食わす玉蜀黍(とうもろこし)の粉をくれたのだ」と言う人もあるが...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...食糧としては米が七袋に玉蜀黍が十袋...
久生十蘭 「ノア」
...それとともに五袋の米と三袋の玉蜀黍……つまり糧食の全部が筏の上から消え...
久生十蘭 「ノア」
...玉蜀黍を撒(ま)いている一人の少女のまわりに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...貯蔵庫から玉蜀黍のそりを牽(ひ)いて来た二疋(ひき)の馬が...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...貯蔵庫(ちょぞうこ)から玉蜀黍のそりを牽(ひ)いて来た二疋(ひき)の馬が...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...玉蜀黍(とうもろこし)を主食にしている...
柳田國男 「食料名彙」
...麦や玉蜀黍をすり割ったものをコザネといっている(旅と伝説六巻八号)...
柳田國男 「食料名彙」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??