...脹切(はちき)れさうによく出來た玉菜(キャベーヂ)が五個六個(いつゝむつゝ)...
石川啄木 「天鵞絨」
...風呂敷に包んだ玉菜一個を...
石川啄木 「天鵞絨」
...お定は密(こつそ)りと玉菜を出して...
石川啄木 「天鵞絨」
...『家(え)の方でヤ玉菜だの何ア大きくなつたべなす...
石川啄木 「天鵞絨」
...風呂敷に包んだ玉菜一個(ひとつ)を...
石川啄木 「天鵞絨」
...漬(つ)けた玉菜(たまな)や...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...然(しか)るに這麼臭(こんなくさ)い玉菜(たまな)の牛肉汁(にくじる)などでは駄目(だめ)だ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...正午(ひる)には酢(す)く漬(つ)けた玉菜(たまな)の牛肉汁(にくじる)と...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...蕪(かぶ)と玉菜(たまな)と百姓を満載したFORD――フォウドは何国(どこ)でも蕪と玉菜と百姓のほか満載しない――や...
谷譲次 「踊る地平線」
...檸檬(レモン)・檳榔樹(びんろうじゅ)の実・汁を含んだ蕃爪樹(ばんそうじゅ)・膚の白い巨大なココナッツ・椰子玉菜・多液性のマンゴステン・土人はこれで身代を潰すと言われてる麝香猫(ドリアン)の実・田舎の少女のようなパパヤ・竜眼・茘枝(ライチイ)・麺麭(パン)の実・らんぶたん――...
谷譲次 「踊る地平線」
...本陣が玉菜(たまな)と里芋(さといも)としめじをもってきた...
中勘助 「島守」
...玉菜汁(シチイ)と粥(カーシャ)を鱈腹つめこみ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...食事は玉菜汁(シチイ)と敲いた牛肉一切れだけで済ますことにした……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...玉菜と杏子を詰めた豚の丸焼が出た...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...父親は匙で玉菜を掻き出すやうにしながら言つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...たとえば玉菜の次に豌豆があり...
室生犀星 「幼年時代」
...隣人の畠より柔らかき玉菜を盗む罪と夜深く神殿を荒す罪と相ひとしとは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...菜園の中から一人の娘が玉菜を抱いて立ち上つた...
横光利一 「悲しみの代價」
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