...玉菜(たまな)、赤茄子(あかなす)、葱(ねぎ)、玉葱(たまねぎ)、大根(だいこん)、蕪(かぶ)、人参(にんじん)、牛蒡(ごぼう)、南瓜(かぼちゃ)、冬瓜(とうがん)、胡瓜(きゅうり)、馬鈴薯(ばれいしょ)、蓮根(れんこん)、慈姑(くわい)、生姜(しょうが)、三つ葉――あらゆる野菜に蔽われている...
芥川龍之介 「不思議な島」
...シッポリと露を帶びた雪白の玉菜(キャベーヂ)が...
石川啄木 「葬列」
...『家(え)の方でヤ玉菜だの何ア大きくなつたべなす...
石川啄木 「天鵞絨」
...脹切(はちき)れさうによく出来た玉菜(キヤベーヂ)が五個(いつつ)六個(むつ)...
石川啄木 「天鵞絨」
...『家の方でヤ玉菜だの何ア大きくなつたべなす...
石川啄木 「天鵞絨」
...3玉菜が、そのむかし海岸植物として、潮の香のむせるような断崖に育ち、終日白馬のように躍り狂う海を眺めて暮していたのは、真っ直に土におろした根の深さと、肉の厚い葉の強健さとでも知られることだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...正午(ひる)には酢(す)く漬(つ)けた玉菜(たまな)の牛肉汁(にくじる)と...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...蕪(かぶ)と玉菜(たまな)と百姓を満載したFORD――フォウドは何国(どこ)でも蕪と玉菜と百姓のほか満載しない――や...
谷譲次 「踊る地平線」
...檸檬(レモン)・檳榔樹(びんろうじゅ)の実・汁を含んだ蕃爪樹(ばんそうじゅ)・膚の白い巨大なココナッツ・椰子玉菜・多液性のマンゴステン・土人はこれで身代を潰すと言われてる麝香猫(ドリアン)の実・田舎の少女のようなパパヤ・竜眼・茘枝(ライチイ)・麺麭(パン)の実・らんぶたん――...
谷譲次 「踊る地平線」
...漬物をきるあいだに本陣は玉菜をきざみ...
中勘助 「島守」
...ほんのり光る玉菜のかげから...
萩原朔太郎 「玩具箱」
...けっきょく飾りには赤いトマトと花玉菜(シュウ・フルウル)をつける...
久生十蘭 「だいこん」
...小豚に花玉菜、林檎(りんご)の砂糖煮(マルメラアド)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...わざわざ不時の客にそなえて幾週間も蔵(しま)ってあった渦巻型の肉饅頭を添えた玉菜汁(シチイ)だとか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...きょうの玉菜汁(シチイ)はなかなか上出来だ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...玉菜汁(シチイ)と粥(カーシャ)を鱈腹つめこみ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あぶら虫の入つた玉菜汁(シチイ)さへ食ふんですよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...玉菜(たまな)の芯(しん)だとか...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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