...斯(か)くの如きは少くとも大自覚の磐上に理想の玉殿を建設せむとする者の採用すべき路にあらず...
石川啄木 「閑天地」
...白玉殿前(はくぎよくでんぜん)...
石川啄木 「葬列」
...白玉殿前、此一點の醜惡! 此醜惡をも、然し、自分は敢て醜惡と感じなかつた...
石川啄木 「葬列」
...官兵衞殿の外には娘のお玉殿だけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お玉殿が親殺しの疑を受けてその夜の明けぬうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「仰しやることはよくわかりましたが、御用聞にも御用聞の繩張りらしいものがあつて、露月町の金六の縛つたものを、あつしが神田から飛込んで行つて、すぐ繩を解かせるといふわけには參りません」「でも、お玉殿が、潔白とわかれば――」「待つて下さい、神山樣、あつしが此處に居て、貴方のお話を伺つただけぢや、お氣の毒ですが、久米野のお孃さんが、潔白か潔白でないか、わかるわけが無いぢやありませんか」「でも、久米野の主人が殺された頃、お玉殿が、あの家の二階に居なかつたとわかれば」「それは申す迄もない事です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――実(げ)にも稀代の匹夫が玉殿にあらわれたものだ...
吉川英治 「三国志」
...「匹夫(ひっぷ)は玉殿(ぎょくでん)に耐えずとか...
吉川英治 「三国志」
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