...其玉杯緑酒と共に重じたる無意味なる礼儀三千を縦横に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...ただ微醺(びくん)をもたらす玉杯なれ...
太宰治 「人間失格」
...玉杯を作るも可なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...高閣崚山月開(高閣崚(りょうそう)として山月開く)倒懸清影落江隈(倒(さかし)まに清影を懸けて江隈に落ち)欲呼漁艇分幽韻(漁艇を呼ばんと欲して幽韻を分つ)好就金波洗玉杯(好し金波に就いて玉杯を洗はん)田山白雲は...
中里介山 「大菩薩峠」
...ジョージ一世は玉杯を挙げて四方の風物を眺めながら...
野村胡堂 「楽聖物語」
...大きな冢を作つて金鼎玉杯銀樽等の寳と共に葬むり...
南方熊楠 「人柱の話」
...二美酒玉杯、数巡して、「今日の宴に列せられた諸公にむかって、予は一言提議したい」董卓は起って、おもむろにこう発言した...
吉川英治 「三国志」
...手に玉杯をあげながら主人へ云った...
吉川英治 「三国志」
...美姫(びき)玉杯をつらねて臨座をお待ちすると云いやった...
吉川英治 「三国志」
...街の銀盤(ぎんばん)玉杯(ぎょくはい)にも飽いているから...
吉川英治 「新・水滸伝」
...時によれば岳陽楼(がくようろう)の玉杯(ぎょくはい)にまさるというもんじゃ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...玉杯をあげていた綺羅美(きらび)やかな人々があった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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