...女は氏(うじ)なくして玉の輿(こし)とかいう如き...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...成程女は氏なくして玉の輿という...
――モウパンサン―― 辻潤訳 「頸飾り」
...今この民子も玉の輿に乗り損(そこ)ねた一人で...
徳田秋声 「縮図」
...今は玉の輿(こし)という身分でたいした出世なのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...氏(うじ)無くして玉の輿とはよく言うたものじゃのう」「蛍のようなもんでのう...
中里介山 「大菩薩峠」
...思いも寄らぬ玉の輿に乗るかも知れないというのは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...玉の輿(こし)ほど...
野村胡堂 「胡堂百話」
...そう簡単には玉の輿(こし)に乗れそうもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さう簡單には玉の輿に乘れさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...折角玉の輿に乘りかけたお菊が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玉の輿に乘る前の晩...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二「玉の輿(こし)の呪い」以来...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こっぴどくはね飛ばされた口ですから――あの女は玉の輿(こし)に乗る気でしたよ」竹乗りの玉之助はそんなことまでツケツケ言うのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...玉の輿(こし)のねらいが真剣だっただけに滅多なことで男と関係するはずはなかったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...玉の輿に乘つたやうな暮しをしてゐるのだと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玉の輿(こし)に乘る氣だつたか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何の玉の輿までは思ひがけませぬといふ...
樋口一葉 「にごりえ」
...たいした玉の輿(こし)に乗るんだろうになあ」と惜しがる世評に間違いはないのであります...
吉川英治 「江戸三国志」
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