...なにか率直な響きが中に籠ってるのである...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...率直なばかりでなく...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...ハスレルはその率直な愛情に心を打たれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今彼をしてかくも峻烈(しゅんれつ)に民衆を非難せしめている率直な純真さを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分の率直な誇張的な魂をそなえてる自分自身であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」その心から出た率直な叫び声に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なるべく率直な調子でなるべく何事も言わないという要領を...
豊島与志雄 「旅だち」
...市民的に尊大な威圧的な堂々たる率直な作法を持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幻のうちに率直な信念をいだいて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...君の率直な眼がもの憂げに私に微笑みかけてゐるのを...
シャルル・ゲラン Charles Guerin 堀辰雄訳 「ジャム、君の家は」
...彼は自分の思ひがけない率直な言葉によつて...
堀辰雄 「聖家族」
...この辺りには篠谷に反感を持つてゐる多くの率直な漁夫がゐて...
牧野信一 「南風譜」
...ところで王侯ほど真実率直な戒告を必要とする境遇はあるまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ということだ」「率直な意見を云ってくれ」と周防が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼一流の率直な口調で質問した...
夢野久作 「少女地獄」
...率直な慾望だけになっている事が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...こんなふうに率直な親心を述べた書簡であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...実に率直な律動のうちに渾然(こんぜん)として響き合うのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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