...それを聞いて安心と早速大山吉井(玄蕃)の二人が小舟に薩摩の旗を樹てゝ...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...おとら狐と玄蕃丞これと必ず何かの関係があろうかと思う話は...
柳田国男 「雪国の春」
...「大月玄蕃を退(ひ)かせい! 打ち込まれぬうちに早く...
吉川英治 「剣難女難」
...「おお汝は大月玄蕃(げんば)であったの!」と手を縛られたまま両膝で立って...
吉川英治 「剣難女難」
...玄蕃はきっと前からの行きがかりで...
吉川英治 「剣難女難」
...いつも日蔭に心をおく大月玄蕃は...
吉川英治 「剣難女難」
...「卑怯であろう玄蕃...
吉川英治 「剣難女難」
...平に……平にご用捨願いたい」「ならぬッ」バラバラと玄蕃を取り囲んだ徒士(かち)侍が...
吉川英治 「剣難女難」
...めでたい――といよいよ御機嫌の体(てい)にお見うけ申されました」「さもあろうず」玄蕃允は上機嫌だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃允の胸にはべつにこういう判断があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃允(げんばのじょう)が会わぬというのを強(た)って会って...
吉川英治 「新書太閤記」
...兄玄蕃允の命をうけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃允にたいして罵(ののし)った自分のことばも...
吉川英治 「新書太閤記」
...――が、そういう瑕瑾(かきん)を認めても、なお、玄蕃允の素質は、慥(たしか)に、衆にすぐれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃允の意をひるがえさすことはできなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...早いがよい」「首の座は?」「槙島の野」「引き廻しますか」「…………」考えていたが、「むしろ、それは玄蕃の、望むところであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...もそっと玄蕃が好みの衣裳を下されたい」「お伝え申そう...
吉川英治 「新書太閤記」
...陣ぶれの状を廻せ!」「殿っ――」と玄蕃は涙をたたえて...
吉川英治 「親鸞」
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