...科(とが)は宰領の井上玄蕃が一人で背負(しょ)いこむはず――と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...井上玄蕃の頭の惡さに愛想が盡きたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玄蕃はつづけて云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...玄蕃はそれを聞くと...
吉川英治 「剣難女難」
...さては汝が春日重蔵か――」と玄蕃は如意輪寺裏の恨みを想い起してジロリと凄い一瞥(いちべつ)を投げながら...
吉川英治 「剣難女難」
...拙者と共に宿所まで同道してもらいたい」「は……」いかにも神妙そうに小腰を屈(かが)めた玄蕃は...
吉川英治 「剣難女難」
...こりゃ玄蕃の隠れ家ではないゆえ...
吉川英治 「剣難女難」
...溝口家の屋敷門をくぐった大月玄蕃は...
吉川英治 「剣難女難」
...「おおありゃ大月玄蕃じゃ」「殿様のお情け...
吉川英治 「剣難女難」
...この後(のち)目(め)をかけてつかわすであろう、其方は何と申す者だ」「足軽、秋山大助と申します」作り声ではあるし、笠を眉深にした顔は暗いので、玄蕃も、これが春日新九郎とは、夢にも思わぬのであった...
吉川英治 「剣難女難」
...私の身にして私の体でない大月玄蕃...
吉川英治 「剣難女難」
...玄蕃の首を掻かれて見事に鼻を明かされた京極家の家中が...
吉川英治 「剣難女難」
...そこは老職の浅井玄蕃(あさいげんば)...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃允はなお糺(ただ)した...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃の勢は、庭戸(にわと)ノ浜(はま)から麓へ襲(よ)せかけ、また、一手は、不破彦三、徳山五兵衛、などの一隊、尾野路山(おのじやま)の間道をとって、山腹から迫って参りまする」守兵総員を寄せても、千人しかいない砦(とりで)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃允の素質を愛するの余り...
吉川英治 「新書太閤記」
...強硬に我執(がしゅう)を持していた玄蕃允も...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄蕃允盛政を惜しんでいたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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