...玄翁(げんおう)と望生(ぼうせい)とは...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...玄翁(げんのう)で殴打(なぐ)られたような気がした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...玄翁(げんのう)か何かで一度に叩ッ殺し...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...――たちまち玄翁(げんのう)で頭をぐゎんとやられて...
太宰治 「八十八夜」
...二人は玄翁を揮(ふ)り落すなり...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...それは田舎(いなか)の人びとの頭を玄翁(げんのう)でどやしたほどのおどろきであった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...鉄棒の両端に鉛の丸(たま)のついてる一種の玄翁(げんのう)をルブラン氏の頭めがけて振り上げた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ひとりは玄翁(げんのう)を持ち...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ビグルナイユは玄翁(げんのう)をジャヴェルの足下に投げ出した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...玄翁(げんのう)をふり上げ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...手前ものの玄翁(げんのう)で一と打ちにやっつけてしまったんだ」「お勢はそれを知っていたでしょうか」「知っているとも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気の毒だが玄翁が力松のものでないと解るまでは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...玄翁で人を殴り殺すような不粋な事をするはずはない」平次は考え込みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前も屏風一面に飛沫(しぶ)いた血を見たろう」「…………」「あの玄翁を片手で使って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「與三郎を殺したのもこの玄翁ですね」八五郎は囁きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...血染の玄翁(げんのう)を縁の下に投り込んで置いたのもをかしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは念入りに調べるまでもなく全く無關係で第一重い玄翁を振り廻して人を二人迄殺せる人間ではなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...堅(かた)いやうでも寅藏も三十といふ男盛りだから――といふんで」「矢張りさうだ」「寅藏ならあの玄翁(げんのう)も振り廻せるし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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