...玄翁(げんをう)和尚は伊夜彦山(いやひこさん)の麓(ふもと)箭矧(やはぎ)村の産(さん)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...――たちまち玄翁(げんのう)で頭をぐゎんとやられて...
太宰治 「八十八夜」
...二人は玄翁を揮(ふ)り落すなり...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...鉄棒の両端に鉛の丸(たま)のついてる一種の玄翁(げんのう)をルブラン氏の頭めがけて振り上げた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ひとりは玄翁(げんのう)を持ち...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...玄翁(げんのう)をふり上げ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...手前ものの玄翁(げんのう)で一と打ちにやっつけてしまったんだ」「お勢はそれを知っていたでしょうか」「知っているとも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先の尖った鉄槌(てっつい)――石屋が石を割る時使う玄翁(げんのう)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...曲者は墓場を抜けて裏からも入れるんじゃありませんか」「この玄翁はどうしたんだ」「それはあっしのに違いありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気の毒だが玄翁が力松のものでないと解るまでは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」「あの玄翁は両手で振りおろしたのじゃない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...又六が居眠りでもしているところを狙って背後(うしろ)から玄翁(げんのう)か何かで叩き込むんだ」「ヘエ――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「與三郎を殺したのもこの玄翁ですね」八五郎は囁きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...血染の玄翁(げんのう)を縁の下に投り込んで置いたのもをかしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは念入りに調べるまでもなく全く無關係で第一重い玄翁を振り廻して人を二人迄殺せる人間ではなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三人殺しの發頭人はあの痛々しい娘のお糸さ」「へエー」「尤(もつと)も與三郎とお此(この)を玄翁(げんのう)で殺したのは寅藏だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
広海大治 「拡大されゆく国道前線」
...玄翁(げんのう)で打っても潰れそうにない淵老人の頑固面(づら)を凝視した...
夢野久作 「名君忠之」
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