...この村から十里許り隔つた或村に同じ疫(やまひ)が猖獗(しやうけつ)を極めた時...
石川啄木 「赤痢」
...漸々(だん/\)病勢が猖獗になるに從(つ)れて...
石川啄木 「赤痢」
...俄然(がぜん)猖獗(しょうけつ)を極(きわ)めた...
海野十三 「什器破壊業事件」
...一時は猖獗(しょうけつ)をきわめても...
高見順 「いやな感じ」
...彼等の勢いが猖獗(しょうけつ)を極めるに従って...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...一九二九年はこのレコード熱がもっとも猖獗(しょうけつ)をきわめた年であって...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...その状またすこぶる猖獗(しょうけつ)なり」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「うう朝鮮か……東学党(とうがくとう)ますます猖獗(しょうけつ)……なに清国(しんこく)が出兵したと……...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この道徳文化の猖獗は確かに一種の認識を促進する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...加ふるに黄熱病が猖獗を極めてゐて...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...彼らの間に猖獗(しょうけつ)を極めた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そしてあらゆる地方で天然痘は猖獗を極め...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...加ふるに北越の反勢日を追ひて猖獗ならんとす...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...いよいよ猖獗(しょうけつ)して...
吉川英治 「黒田如水」
...逆徒の猖獗(しょうけつ)にまかせて現状に至る――という状態です...
吉川英治 「三国志」
...邪教の猖獗(しょうけつ)は...
吉川英治 「三国志」
...――去年あたりからにわかに猖獗(しょうけつ)をみせてきた例の踊る宗教――時宗(じしゅう)の阿弥(あみ)仲間へはいるものが...
吉川英治 「私本太平記」
...疫痢(えきり)の猖獗(しょうけつ)にはかてません...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索