...……0042……奇蹟的幸運により……獏鸚……どうやらこれは...
海野十三 「獏鸚」
...獏と鸚鵡とが胴中のところで継ぎ合わされているペン画が尤もらしく掛けてあるのを発見した...
海野十三 「獏鸚」
...厳然として獏鸚なるものは存在するのだ...
海野十三 「獏鸚」
...獏の方は身長二メートル半だし...
海野十三 「獏鸚」
...もし接合できたとしても何の目的で獏と鸚鵡とを接合させるのだろう」「目的だって? それは密書事件の状況から推して考え出せないこともなかろうと思うんだが……」「そうだ」と帆村はいきなり椅子から立って部屋をぶらぶら歩きだした...
海野十三 「獏鸚」
...君は獏とか鸚鵡についても研究してみたかい」「それはやってみたよ」と彼は不服そうに云った...
海野十三 「獏鸚」
...絵で見ると判るが(と彼は壁にかけた獏の写真を指さしながら)...
海野十三 「獏鸚」
...獏鸚に悩むよりは綺麗な女優の顔を見て悩む方がどのくらい楽しいかしれやしないと思った...
海野十三 「獏鸚」
...あれならもう判っている……」「ナニ『獏鸚』が判ったって...
海野十三 「獏鸚」
...『獏鸚』は出てこないさ」彼は愉快そうに笑いながら...
海野十三 「獏鸚」
...『獏鸚』というのはトーキーに暗号を喰わせることだったのか」「あとからトーキーのフィルムを盗んだのももちろん玲子さ...
海野十三 「獏鸚」
...暗号文は本日完全に獏鸚せり...
海野十三 「獏鸚」
...君は獏といふ動物を知つてゐるか...
北條民雄 「一九三六年回顧」
...奇趾類とはその足趾の内、人間の中指に相応するやつが左右整等で、その他のどの趾よりも大きいので、ここにチタノテレス(全滅)、馬類、獏(ばく)類、犀(さい)類の四部あり...
南方熊楠 「十二支考」
...カリブ人ら何卒獏がどこで果実を拾うかを知らんと勉むれど知り得ず...
南方熊楠 「十二支考」
...さては誰か予を尋ぬる者ありと悟って獏は跡を匿(かく)した...
南方熊楠 「十二支考」
...一向埒(らち)明かずとあってカリブ人、また鼠を遣わすとこやつ小賢(こざか)しく立ち廻ってたちまち獏の居所を見付けたが、獏もさる者、鼠に向いわれと同類の汝がわが食物を得る場を垢(あか)の他人の人間に告げたって、人間ほど薄情な者なければ、トドの詰まりは狡兎(こうと)死して良狗(りょうく)煮らるだ...
南方熊楠 「十二支考」
...獏の所在は漠然分りませぬと人を誤魔化し置いて毎日ここへ来てシコ玉食う方が宜(よろ)しいと言うと...
南方熊楠 「十二支考」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??