...も少し獅子鼻(ししばな)ででこぼこのある……まあこれだな...
有島武郎 「ドモ又の死」
...獅子鼻の鼻糞の附いている鼻を前へ突き出すようにした...
田中貢太郎 「放生津物語」
...海へ出られん亀の主がおるよ」獅子鼻は何でも知っているぞと云うような得意な顔をした...
田中貢太郎 「放生津物語」
...獅子鼻は面白くなかった...
田中貢太郎 「放生津物語」
...獅子鼻の小供は何時の間にかその珍らしい話に釣りこまれていた...
田中貢太郎 「放生津物語」
...「なぜ笑や」獅子鼻の小供が不思議そうにその顔を見た...
田中貢太郎 「放生津物語」
...嘘の話か」獅子鼻の小供をはじめ他の小供も笑いだした...
田中貢太郎 「放生津物語」
...獅子鼻の小供はむこうを見た...
田中貢太郎 「放生津物語」
...それを見ると獅子鼻をはじめ仲間の小供達も...
田中貢太郎 「放生津物語」
...根本さア処(とけ)の御客様(おきやくさん)かね」「其処に行輔(かうすけ)といふ子息(むすこ)が有るだらう?」「御座らつしやる」と言つて吸ひ懸けた烟草(たばこ)の烟(けむり)を不細工な獅子鼻からすうと出し...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...獅子鼻(ししばな)で...
田山花袋 「少女病」
...振むけての面(おもて)を見れば出額(でびたい)の獅子鼻(ししばな)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...振むけての面を見れば出額の獅子鼻...
樋口一葉 「たけくらべ」
...振(ふり)むけての面(おもて)を見(み)れば出額(でびたい)の獅子鼻(しゝばな)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...顴骨の目立つ大きな顔、獅子鼻、奥に引っ込んだ両眼、これらは注意深くまた冷淡な表情を作っていた...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...獅子鼻の上にそばかすが一むら乗っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...野生的の勇気を表わす「獅子鼻」を筆頭に...
夢野久作 「鼻の表現」
...威勢のいい獅子鼻なぞを持っている人は...
夢野久作 「鼻の表現」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??