...自分は教育界の獅子身中の蟲だと言つて居られるの...
石川啄木 「足跡」
...「獅子身中(しししんちゅう)の虫とは...
海野十三 「少年探偵長」
...その時私は獅子身中の虫ということをいうた...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...これが獅子身中の虫というのである...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...獅子身中の虫といわざるを得ないのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...獅子身中の虫が、逆に国民党に噛(か)みついてきよった...
高見順 「いやな感じ」
...獅子身中の蟲となる唯だ侯の聰明能く此の憂を免かるるのみ顧みて大隈伯を見るに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...獅子身中の虫となる唯だ侯の聡明能く此の憂を免かるるのみ顧みて大隈伯を見るに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...実に徳川にとっては獅子身中(しししんちゅう)の虫だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初から徳川にとっては獅子身中(しししんちゅう)の虫といったようなものだし……紀州は...
中里介山 「大菩薩峠」
...徳川にとって獅子身中の虫なのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...正三郎」「これが御家の獅子身中の虫でございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...是(こ)れぞ所謂(いわゆる)獅子身中(しんちゅう)の虫で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...いわば獅子身中の虫を飼っていると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...そうしてこの紅梅派という獅子身中の毒虫へ宣戦布告をすべきときだ...
正岡容 「寄席」
...斬れ! そいつを斬れ! なぜ斬らぬ! 斬らんか! 利根の甚伍左獅子身中の虫だ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...デク人形め!(井上をそのままにして仙太の方へ迫って行く)兵藤 甚伍、逃げろ!井上 弁口無用っ! 仙太、聞くな、斬れ! そいつを斬れ! なぜ斬らぬ! 斬らんか! 利根の甚伍左、獅子身中の虫だ、奸賊、斬らんか、仙太っ!仙太 オウッ!と叫んで本当に斬る気はあまりなく、ザッと甚伍の腰をないだついでに柱にガッと音を立てたのと、兵藤がその隙に座敷の燭台を刀でパッパッとなぎ倒して四辺を真暗にしたのと殆んど同時...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...谷山家の獅子身中の虫となって...
夢野久作 「キチガイ地獄」
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