...猿子橋(さるこばし)の下で鰻掻にかかったが...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...湯田競馬・くもりおもたく勝つたり敗けたりして麦田ひろ/″\といなゝくは勝馬か遊園地・さくらちるあくびする親猿子猿檻の猿なればいつも食べてゐる・猿を見てゐる誰ものどかな表情山口運動場・椎の若葉もおもひでのボールをとばす建築工事雲雀がさえづる地つきうたものびやかに声を力をあはせては大地をつく・芽ぶくなかのみのむしぶらり・ふたりのなかの苺が咲いた・山の湯へ...
種田山頭火 「其中日記」
...貴公は木場(きば)の白猿子(はくえんし)では御座らぬか...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...六間堀(ろっけんぼり)にかかった猿子橋(さるこばし)という木造の汚い橋に出る...
永井荷風 「深川の散歩」
...板垣退助伯の娘猿子の名などより仕組んだ咄など邪推されんが...
南方熊楠 「十二支考」
...今も俗に膝を抱いて眠るを猿子眠りというなりと...
南方熊楠 「十二支考」
...惟うに日本の猴も同様でこれを猿子眠りというのだろ...
南方熊楠 「十二支考」
...これすなわち猿子眠りだ...
南方熊楠 「十二支考」
...昼間眠る態が粋のまた粋たる猿子眠りだ...
南方熊楠 「十二支考」
...黒猿子を抱いて樹上にあるを弩(ど)を引いて射て母に中てしにその子ために箭(や)を抜き...
南方熊楠 「十二支考」
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