...岩代(いはしろ)猪苗代湖のなかに翁島(おきなじま)といふ小さな島がある...
薄田泣菫 「茶話」
...前代議士で猪苗代電灯の重役である事は知らないでもよいが...
薄田泣菫 「茶話」
...そして猪苗代湖の水力で起した電壓幾萬幾千ボルトの三相交流が河の高い空を跨いで居るのに驚かされた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...野口は福島縣の猪苗代湖畔の極貧兒と生れ...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...これを認めてこの神童を大成せしむべく努力した最初の恩人は猪苗代町古城町に現住の小林榮さんである...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...猪苗代水電会社壱百株を買ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...電力の豊庫であるといわれる猪苗代湖は...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...本来ならばこの猪苗代湖の水は...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...この豊庫たる猪苗代湖の残りの有効水量は...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...関東地方の電源である猪苗代湖の降雨は...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...白河の関の外なる湖の秋の月夜となりにけるかな十一年の仲秋岩代に遊び猪苗代湖に泊して詠んだ歌の一つ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...猪苗代は緯度からいふと白河の関の直ぐ外側にあるのだからこれでいいわけだが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そんなことは如何でもよいが猪苗代湖の秋の月夜のすばらしさが例の堂々たる詠みぶりから天下晴れてあらはれてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...禿笑ふて姫路のオサカベ姫と猪苗代の龜姫を知らずや汝命數既に盡たりと云ひ消失す...
南方熊楠 「人柱の話」
...猪苗代城以龜稱之と...
南方熊楠 「人柱の話」
...それを猪苗代の町へ売りに行ったため危難を免れたものが少なくなかった(地学雑誌第一集)...
武者金吉 「地震なまず」
...また『老媼茶話(ろうおうちゃわ)』には猪苗代(いなわしろ)白木城の百姓庄右衛門...
柳田国男 「山の人生」
...高山君はスケジュールを見、その恵日寺見学も、猪苗代湖一巡も、これから夜までに果たさなければ、時間なしと、宣告する...
吉川英治 「随筆 新平家」
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