例文・使い方一覧でみる「猪」の意味

...貝塚（かいづか）發見（はつけん）物中に猪の牙を細（ほそ）く研（と）ぎ※（へ）らしたるが如き形のもの有り... 貝塚發見物中に猪の牙を細く研ぎ※らしたるが如き形のもの有りの読み方
坪井正五郎「コロボックル風俗考」

...猪口（ちょく）の遣（や）り取りしたり花を引いたりして... 猪口の遣り取りしたり花を引いたりしての読み方
徳田秋声「仮装人物」

...猪突（ししづ）きにしなければ... 猪突きにしなければの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...それから井戸端へ參りました」「お前は？」「召使の猪之吉でございます」グロテスクな南瓜頭（あぼちやあたま）は...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...三つの猪口（ちよこ）と人肌の徳利と... 三つの猪口と人肌の徳利との読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...猪之松風情（ふぜい）を相手にしないことと思ふが――尤も近頃の樣子ではな」鈴川主水は... 猪之松風情を相手にしないことと思ふが――尤も近頃の樣子ではな」鈴川主水はの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...雨戸を直したのは猪之松だ... 雨戸を直したのは猪之松だの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...猪首（いくび）で... 猪首での読み方
長谷川時雨「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」

...その罰で猪弾（ししだま）でも食（くら）って命を落すのが当然の行きどころ... その罰で猪弾でも食って命を落すのが当然の行きどころの読み方
久生十蘭「うすゆき抄」

...猪狩を口実にするような方法では手ぬるい... 猪狩を口実にするような方法では手ぬるいの読み方
久生十蘭「うすゆき抄」

...奥州では野猪の歌を唱えて蝮蛇（まむし）の害を防ぐとか... 奥州では野猪の歌を唱えて蝮蛇の害を防ぐとかの読み方
南方熊楠「十二支考」

...李時珍は、猯は後世の猪※、※は後世の狗※で、二種相似て異なりと説いた...
南方熊楠「十二支考」

...――あにきは一と足さきに帰った、と猪之は云った... ――あにきは一と足さきに帰った、と猪之は云ったの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...たいした代物（しろもの）だな」猪之松の店の者で吉公という口の軽いのが... たいした代物だな」猪之松の店の者で吉公という口の軽いのがの読み方
山本周五郎「おもかげ抄」

...もう帰るのかね」「ヤア猪さん... もう帰るのかね」「ヤア猪さんの読み方
夢野久作「犬のいたずら」

...西田猪之輔、渡邊三角洲両君とは別後と疇昔（ちうせき）とに亘つて頻に語つた... 西田猪之輔、渡邊三角洲両君とは別後と疇昔とに亘つて頻に語つたの読み方
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

...猪苗代湖発電のお膝下にある若松市でさえ... 猪苗代湖発電のお膝下にある若松市でさえの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...六部に居りゃあ」途々そう云ってくれたりした猪子さんであった... 六部に居りゃあ」途々そう云ってくれたりした猪子さんであったの読み方
吉川英治「忘れ残りの記」

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