...放し飼いの猛犬に襲われかけた...
...猛犬に噛まれたら狂犬病にかかる可能性がある...
...近所の人たちは彼の家に猛犬がいることを恐れている...
...公園で猛犬に出くわしたときは、落ち着いて避ける方法を知っておこう...
...犬を飼うならしっかりと訓練して、猛犬にならないように気をつけよう...
...間もなく猛犬のように立ちあがる...
海野十三 「火星兵団」
...それは一頭の小牛ほどもあろうという猛犬だった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...イタリヤらしい市街をしきりに猛犬が暴れまわり...
海野十三 「蠅男」
...おまわりさんと、秘書と、猛犬と、このげんじゅうな防備の中へ、いくら「二十面相」の怪賊にもせよ、しのびこむなんて、思いもよらぬことでしょう...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...猛犬はいないかと四方八方に気をくばりながら玄関の呼鈴を押した...
太宰治 「佳日」
...わけなくかみふせてしまうほどの猛犬なのです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...人をかみ殺す猛犬をたくさん飼つてゐる土人もをり...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...今の芦屋とはちがうから、何処の家にも、猛犬がいた...
直木三十五 「死までを語る」
...猛犬はやはり猛犬でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...さてその猛犬は、単独(ひとり)で海を渡って堺へ行くことがある、犬の身でどうして単独で海を渡るかというに、まず海岸へ出て木を流してみるのじゃ、その木が堺の方へ流れて行くのを見て、犬はよい潮時じゃと心得て、己(おの)れが乗れるほどな板を引き出して来てそれに乗る、そうすると潮の勢いがグングンと淡路の瀬戸を越えて、泉州の堺まで犬を載せて一息に板を持って行ってしまう、そこで板から下りて身ぶるいをして、泉州の堺へ上陸するという段取りじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかに猛犬なりといえども...
中里介山 「大菩薩峠」
...伍助の同居して居る犬――赤と呼ばれる猛犬が伍助が縛られた時綱を斷つて逃げ出し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さしもの猛犬も、これには牙を立ついとまもなかったとみえ、ぐわッと五臓を吐くような唸(うめ)きと共にぶっ仆れ、死ぬまでには至らなかったが、けたたましい吠え声をたてて、まったく尻ッ尾を垂れてしまった...
吉川英治 「大岡越前」
...その足を猛犬の喉元まで突ッ込むような不敵さを備えたお人が...
吉川英治 「私本太平記」
...こつうんッ――と、木剣が一つ、犬のかたい頭に石を打ったような音をさせると、猛犬は、城太郎の背へかぶりつき帯を咥(くわ)えて、彼の体を振り飛ばした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わんッ猛犬のほえる谺(こだま)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...先刻(さっき)見た猛犬の黒犬(くろ)が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――すると、何処に潜(もぐ)っていたのか、猛犬の黒は、一声、大きく吠えながら、彼女の体へとびかかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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