...江戸時代の武士が敵を圧倒する「猛勢の攻撃」を仕掛けた...
...野球選手が打席で「猛勢の打撃」を見せた...
...台風が上陸し、家屋が「猛勢の風雨」にさらされた...
...「猛勢の勢い」で人々が駅から出口まで押し流された...
...大学受験で「猛勢の勉強」をして合格を目指す...
...普通の火山破裂の稍猛勢なるものに過ぎず...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...といったような猛勢で...
太宰治 「惜別」
...猛勢一挙に橋を破壊し...
太宰治 「走れメロス」
...火の猛勢に打負けて地上に樹木倒るごと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...衆軍は譬へば凄き猛勢を蓄へ肉にあこがるる豺狼の群見る如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その兵馬はもって欧州列国を蹂躙するに足るの猛勢あるにもかかわらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その改革の猛勢はとどまらんと欲してとどまるを知らざるの一点に至りては千古の奇観ほとんどわが東洋の歴史に比類なきを見るなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...改革の猛勢はこれを承諾することなく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...維新大改革の猛勢をば百尺竿頭の外に一転せよ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...叩っ斬れ」あまりの猛勢にぜひなく白刃(しらは)を抜いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...この際牝虎の猛勢惨酷その極に達する...
南方熊楠 「十二支考」
...これに鼬(いたち)の心臓を合せて犬に餌えばその犬すなわち極めて猛勢となって殺されても人に順(したが)わずと見ゆるがそんなものを拵(こしら)えて何の役に立つのかしら(コラン・ドー・ブランチー『妖怪事彙(ジクショネール・アンフェルナル)』第四版二八三頁)...
南方熊楠 「十二支考」
...和合究竟(くきょう)に達してはいかに猛勢の対手(あいて)もたちまち萎縮するより女根に大破殺力ありとしたので...
南方熊楠 「十二支考」
...猛勢に翅を鼓して罪人を焼き砕く怖ろしい所があった...
南方熊楠 「十二支考」
...その猛勢に猟士また虎(ジャグアル)も辟易して木に上りこれを避くる由(フンボルトの『旅行自談』ボーンス文庫本二巻二六九頁...
南方熊楠 「十二支考」
...古色朴実にして猛勢怖るべきがごとし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...麹義の猛勢に当るべくもなかった...
吉川英治 「三国志」
...またたくまに岐阜城を取詰めんの猛勢を示しおるとも聞え...
吉川英治 「新書太閤記」
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