...殊に当時猛訓練と軍事学の研究に依って軍隊の精鋭に満腔の自信を持っていたフリードリヒ大王には世人を驚嘆せしむる戦功を立てしめたのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...講演に先立ってかなり猛烈な中止勧告を受けたが...
海野十三 「放送された遺言」
...人を殺したがっている顔……」「きいたような口を……」俺は猛然と腹が立ってきた...
高見順 「いやな感じ」
...カブリツイテ放さぬ猛毒性からきた綽名であろう...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...等閑に触着すれば火星を飛ばす社会党の猛烈手段となり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...猛獣かなんぞのように私の膝(ひざ)にもこうして鈴をつけておくんです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この男が廊下でウロウロしてゐたのは何んのためだ」眞砂(まさご)町の喜三郎は少し威猛高になります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女だてらに入口の格子に猛然と體當りをくれて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...悪魔の猛禽(もうきん)のようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...さぞ追ひ立てが猛烈になるでせうね...
牧野信一 「村のストア派」
...上野に住んでいた猛獣たちは市民の平安のため処置されました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ふと怒りで気が狂ったように猛り立った父や母のために引掻かれたり打たれたり傷つけられたりしている子供たちを見かけると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すごい猛犬(もうけん)だ...
山中峯太郎 「小指一本の大試合」
...猛烈に一角の喉輪(のどわ)を攻めつけた...
吉川英治 「剣難女難」
...猛然(もうぜん)と血槍(ちやり)をふるって追撃(ついげき)してきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...かくて猛烈な寄手の攻囲をうけると...
吉川英治 「新書太閤記」
...眼いろも猛々(たけだけ)しゅうなるは...
吉川英治 「源頼朝」
...敵の陣へ迫る猛将のように...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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