...僕が芥川に芥川の伯母の祕密をうちあけられた時の狼狽...
小穴隆一 「二つの繪」
...私は極度に狼狽(ろうばい)していたのである...
太宰治 「乞食学生」
...クリストフが狼狽(ろうばい)して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」女房は狼(おおかみ)の牝(めす)が牡(おす)に従うように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蘿月(らげつ)は俄(にはか)に狼狽(うろた)へ出し...
永井荷風 「すみだ川」
...熊もまた狼狽しているものに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...群集の狼藉(ろうぜき)を蒙(こうむ)る以前に...
中里介山 「大菩薩峠」
...オリオン五竜を踏んまえて立ち、天狼以下、群星鋭光を放つ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...と狼狽(うろた)えて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すこし狼狽していた...
火野葦平 「花と龍」
...この命、取るなら渡そう、山奥の狼よ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...三郎 捕らえておいた人柱の者が狼藉を働きましてのう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...「狼の遠吠えぐらゐは聞えることはあるけれど...
牧野信一 「風流旅行」
...案内の侍は狼藉者と叫びながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...さあ大変と早鐘やスリバンの響きに狼狽の体...
山本笑月 「明治世相百話」
...其面如羊其心狼...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ひとつの流れ狼の影を見た兎のように...
吉川英治 「大岡越前」
...これに大いな狼狽をしたのは...
吉川英治 「私本太平記」
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