...全く独り立ちの二人の人間にした手術の話もあることだから...
海野十三 「三人の双生児」
...独り立ちで、餓えた時には木の実をもいでいた人間が農夫となった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...門に倚って独り立ち...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...門に倚(よ)って独り立ち...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...お上の胆煎りで自分達が独り立ちでやれることなら何でも好んでやりたがる...
戸坂潤 「思想動員論」
...独り立ちで滑りはじめる段になると...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...あなたも気持ちでは独り立ちしなければならないから...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...独り立ちで起きられもしないくせに...
中里介山 「大菩薩峠」
...エルシーと孫が独り立ちする日は来るだろうが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...身は矯々として游竜の如し……」D「……蹇として独り立ちて西また東す...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...現代のゴールデン・ジャッカル犬はもはや情動面での独り立ちを伴う秘密の生活を持ちません...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...いよいよここにのんきな独り立ちで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...もういい加減に独り立ちしてみたらどうか...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...男として独り立ちになろうとする証拠であろう...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...独り立ちで堂々とやっていけるんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...独り立ちになって初めての仕事に...
山本周五郎 「さぶ」
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