...狩野川へ行こうよ...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...三人が、町の裏通りばかりをわざと選んで歩いて、ちえっ! 何だいあれあ、と口々にお祭を意味なく軽蔑しながら、三島の町から逃れ出て沼津をさしてどんどん歩き、日の暮れる頃、狩野川のほとり、江島さんの別荘に到着することが出来ました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...眼前の狩野川は満々と水を湛(たた)え...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...伊豆の狩野川にゐた狩野介光茂(かのうのすけみつもち)となり...
吉川英治 「折々の記」
...狩野川(かのがわ)の流れに洗われている...
吉川英治 「源頼朝」
...狩野川の渓流が白く透いて見える「盛綱様――...
吉川英治 「源頼朝」
...狩野川(かのがわ)も霧の朝まだきからである...
吉川英治 「源頼朝」
...お館の森、狩野川の水、宿場の屋根...
吉川英治 「源頼朝」
...狩野川(かのがわ)の上流からのぼっていた...
吉川英治 「源頼朝」
...町はづれの狩野川に沿うた宿屋に泊り...
若山牧水 「樹木とその葉」
...狩野川の上流に當る湯ヶ島温泉にもう十日ほど前から來てゐるのだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...松原の東のはずれには狩野川の河口があり...
若山牧水 「樹木とその葉」
...ツイ眼下には狩野川の流域である伊豆田方郡の平野があつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...狩野川々口以東の海岸の圍み合ふ入江は二三里ほどの奥まりを持つて居る...
若山牧水 「樹木とその葉」
...狩野川の川口を出るとすぐ左折して蠶の這つた樣な牛臥山を左に...
若山牧水 「樹木とその葉」
...狩野川がまるで津浪で船が繋いでおかれねえ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...千本松原近くの海に落つる狩野川となるのであるが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...狩野川の川口に在る漁師町らしい場末などが多数残つただけで殆んど全部焼けてしまつた...
若山牧水 「村住居の秋」
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