...「蘇我狗子」は、天武天皇の時代に、聖武天皇の諒闇を祭った際の祭りの弓取り合戦で武勲を挙げた人物で、蘇我犬養の従兄弟とされている...
...「昨夜二更一匹の狗子(くし)窓下に来ってしきりに哀啼(あいてい)す...
有島武郎 「星座」
...かの狗子白毛にて黒斑(こくはん)...
有島武郎 「星座」
...かの狗子(くし)命を我が窓下に絶ちぬ...
有島武郎 「星座」
...ああ何んぞ独(ひと)り狗子を言わんや...
有島武郎 「星座」
...我が茅屋の中つねにかの狗子にだに如(し)かざるものを絶たず...
有島武郎 「星座」
...いつまでも永く狗子(いぬ)のやうに從ひてむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...いつまでも永く狗子(いぬ)のやうに従ひてむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...あゝ狂妄の無恥の狗子...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...狗子(くし)に仏性(ぶっしょう)ありや...
正岡子規 「病牀六尺」
...この使い一狗子(いぬ)を畜(か)い日々伴れて行った...
南方熊楠 「十二支考」
...狗子独り往きて高声に吠え知らせたので諸大士来って食を受け...
南方熊楠 「十二支考」
...狗子(いぬ)は吠えて諸大士を請じたから世々音声美わしく今は美音長者と生まれおり...
南方熊楠 「十二支考」
...前なる狗子草(ゑのころぐさ)も涙しとどに溜(た)めてやがて泣ける我(わ)れなり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...あるいは狗子仏性を問答する禅僧である...
和辻哲郎 「院展遠望」
...狗子還有二仏性一也無の問答についても同様の事が言える...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...一切衆生が無であるならば仏性も狗子も無であるだろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...為佗有(相対的有)は業識(ごっしき)である、業識有、為佗有であっても、狗子無、仏性無である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??