...わが狂態ながら、彼女に惹かれてしまった...
...男女さまざまな狂態を見まして...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...今のお前さんの狂態痴態というものを見ていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...現在状態が變化すれば此狂態もやめるかも知れぬ...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...横里鯨之進と誰憚(はばか)らぬ狂態を尽し...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...平次の狂態は恐ろしい勢で進展し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...六人の狂態を指した手は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貫兵衞はあらゆる狂態をし盡しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...亂酒狂態の中にも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酒池肉林の狂態を競(きそ)ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...底抜けの狂態が展開されて居りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるで夢遊病者のような変な狂態を演じようとしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...自分の心をのぞかれるようなあんな狂態を演じたのを見ても...
久生十蘭 「キャラコさん」
...裸でおもてへ飛びだすというあられもない狂態を演じるそうだ...
久生十蘭 「だいこん」
...)皆なひつそりとして叔父の狂態を眺めてゐた...
牧野信一 「毒気」
...狂態は募(つの)るばかりだとある...
吉川英治 「新書太閤記」
...まるで痴人(ちじん)の狂態でござる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...誰でも一応は、泣いたり喚(わめ)いたり、黙りこんだり、狂態をやる...
吉川英治 「茶漬三略」
...さっきからの老先生の狂態が...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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