...まだ意地わるく荒れ狂う波浪にもまれながら...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...七つの部屋に踊り狂う...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...気の狂う男とも見えません...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...踊り狂う五面十脚の美しい怪獣とに...
江戸川乱歩 「影男」
...荒れ狂う風雨(あめ)の音を聞くと出足もしぶり勝となるが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...吠(ほ)え狂うような...
太宰治 「グッド・バイ」
...狂うほどの恐怖を感じました...
太宰治 「人間失格」
...あらしはなお暴(あ)れ狂うていたが...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...逸(はや)り狂う心の駒(こま)を繋(つな)ぎ止めたのであった...
近松秋江 「霜凍る宵」
...彼は猛(たけ)り狂う人々を押しとどめようとするもののように...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...女の相場が狂うわけではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...犬は解放を予期して容赦なく喜び狂うから...
中里介山 「大菩薩峠」
......
波立一 「動員令」
...俺は嘗て物に狂うたことがないと高言が出来る...
平出修 「公判」
...」運命は父親同士の頭に荒れ狂うているのか...
室生犀星 「姫たちばな」
...気の狂うた者の自然に山に向う原因ともなったのは...
柳田国男 「山の人生」
...ごうごうと焔の咆え狂うなかで...
山本周五郎 「柳橋物語」
...急に手綱を締められて苦しげに足掻(あが)き狂う駒をなだめながら番所のうちへ呶鳴った...
吉川英治 「上杉謙信」
便利!手書き漢字入力検索