...一言(いちごん)も彼を犒(ねぎら)わなかった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...並々ならぬ労苦を嘗(な)めた民間探偵宗像博士を犒(ねぎら)う意味の小宴を催した...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...晩酌の徳利が主人の勞を犒ひ顏にいつの間にか銅壺に浸つてゐた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...その労を犒(ねぎら)う意味もあって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日々の労苦を犒(ねぎら)う音楽として...
野村胡堂 「楽聖物語」
...内儀の心盡しで犒(ねぎら)ひの酒が出て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の勞を犒(ねぎ)らひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次の労を犒(ねぎ)らいます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...犒(ねぎら)わなくッちゃ」すかさずそう云って...
本庄陸男 「石狩川」
...私が労を犒はうとしてゐるのも諾かずに輝子が内に這入ると同時にそんなことを云つてゐた...
牧野信一 「奇友往来」
...一言その労を犒(ねぎら)う言葉だけでも贈ってやりたいものだな...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...犒(ねぎら)った...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...曹操はなお犒(ねぎ)らった...
吉川英治 「三国志」
...彼の労に一言の犒(ねぎら)いをいった...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを犒(ねぎら)う心か...
吉川英治 「新書太閤記」
...犒(ねぎら)いを扶(たす)けていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ていねいに犒(ねぎら)えよ...
吉川英治 「平の将門」
...馬子の労を犒(ねぎら)って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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