...(十月七日)木犀(もくせい)牛込(うしごめ)の或町を歩いてゐたら...
芥川龍之介 「雑筆」
...悪魔は木犀草(もくせいさう)の花で...
芥川龍之介 「煙草と悪魔」
...僕は室生犀星氏と一しよに碓氷(うすひ)山上の月を見た時...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...この深刻なる内的経験において彼と己(おのれ)と霊犀(れいさい)相通ずるを知り...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...応挙の蕎麦屋5・14(夕)美術批評家の坂井犀水(せいすい)氏が...
薄田泣菫 「茶話」
...室生犀星氏の首には汲めども尽きない味がある...
高村光太郎 「人の首」
...斬(き)ってこれを用うれば犀革(さいかく)の厚きをも通すと聞いている...
中島敦 「弟子」
...室生犀星以外のいかなる文壇人とも交際がなかつた上...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...」犀星の哲學はいつもこれである...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...始めから犀星は強情で我がままを張り通してゐた...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...すると急に室生犀星君が...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...忍冬、柊、木犀、そんなひつそりとした樹木が白い径に並んでゐて、その径を歩いてゐるとき、野薔薇の花蔭から幻の少女はこちらを覗いてゐた...
原民喜 「画集」
...そこはすぐ石垣の下が犀川になっていて...
室生犀星 「幼年時代」
...その記者の人が宇野君の所に行き室生犀星がこんなふうに言ったと告げたので...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...巌桂は木犀である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...犀川(さいがわ)の源流の一つである奈良井川は駅の後方に近く流れ...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...つづいて中軍の謙信以下の旗本群まで――犀川の水を前に後(しり)え押(おし)に脚なみを停めてしまった...
吉川英治 「上杉謙信」
...木犀(もくせい)のにおいを慕って...
吉川英治 「三国志」
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