...詩人室生犀星(むろふさいせい)...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...犀水氏は楽みにして出かけたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...「木犀の匂をお聴きかの...
薄田泣菫 「木犀の香」
...温犀(おんきょうさい)を燃(ねん)して...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...風呂吹に酒一斗ある夜の会 木犀風呂吹や尊き親に皿の味噌 其北風呂吹を食へば蕎麦湯(そばゆ)をすすめ鳧(けり)陽山風呂吹の賛宏大になりにけり 平五郎ここで句会を催した逸興であるらしいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...再び長橋を渡りて犀川を過ぐれば...
長塚節 「草津行」
...作者の犀利な観察眼から免れるを得ないが...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...同時に人間としての室生犀星を知るものが...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...いくらか犀星の感情を害したらしい...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...友人室生犀星(むろうさいせい)君も...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...五月二十一日朝犀星生自序やさしい純情にみちた過去の日を記念するために...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...わが室生犀星の生活樣式などは...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...いつものやうに犀星の家へ訪ねて行つた...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...この匂ひは木犀やくちなしの様に発散しないし...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...僕は度々犀星論を書かれたことがあるが...
堀辰雄 「「文藝林泉」讀後」
...故に虎を射る場合に限り犀鳥の羽を矧(は)いだ矢を用いてこれに厭(まじない)勝つのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...犀川の源流の一つである奈良井川は驛の後方に近く流れ...
吉江喬松 「山岳美觀」
...――謙信もまた同意なりと、立帰ったらよろしくいうてくれい」「然る上は、忌憚(きたん)なくお伺い仕りますが、犀、千曲の二川を踏み跨いで、かくも深々と、御陣取の態は、さすがに御武勇、独自の胆略と信玄公にも眼をみはられて、武門に生れ、好い敵を持った倖せと申しおられますが、そも、あなた様におかれましては、これより海津の城をお攻め取あらんとする思召しですか、それともまた、このまま、信玄公と平場押しに御一戦のおこころなりや、お伺い申して参れとの、主人からの命にござりまする...
吉川英治 「上杉謙信」
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