...しかしその「何か」も口を出た時には特色のない言葉に変っていた...
芥川龍之介 「三つの窓」
...『モンナンナ』はマアテルリンクの作としては余り特色のないものである...
田山録弥 「社会と自己」
...そして漫然とその感情に於て自由主義的である処の特色のない多くのリベラーレンは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...これという特色のない女である...
夏目漱石 「行人」
...しかしそれは特色のないただの談話だから...
夏目漱石 「こころ」
...本銀町淺田屋徳次郎殿と書いた文字も一向特色のないお帳面文字です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本銀町浅田屋徳次郎殿と書いた文字も一向特色のないお帳面文字です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...榛名は特色のない山である...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...特色のない平凡なサラリーマンのタイプだ...
久生十蘭 「肌色の月」
...ほとんど琉球固有の特色のないものである...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...どこにも特色のない粗悪なものばかりが殖(ふ)えてしまうからであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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