...特色のある顔をしている...
芥川龍之介 「上海游記」
...彼は子供の頃から機械だの細工物だのいふ方面に特色のある才能を現してゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...マアテルリンクでなくつては一寸出来ないと思はれるほど特色のあるものである...
田山録弥 「社会と自己」
...又最も特色のある独自の体系を述べたものには...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ニッケルめっきの特色のある形をした鍵がもう一つ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ひとを小馬鹿にしたようなこの特色のある声は...
久生十蘭 「魔都」
...そこに日本画の特色のあることも見落せないが...
藤島武二 「画室の言葉」
...あの特色のある所を想像させるために...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...幼稚であるにしても特色のある演技で大衆的喝采を博した...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...シュミット・ボンにもこの時代の作品で一寸特色のあるのがありました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかしルリさんは非常に特色のある強い匂いを持つているんです...
三好十郎 「肌の匂い」
...その生活は頗(すこぶ)る特色のあるものであった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...特色のある詩をお作(つくり)になりました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...藁(わら)工品で特色のあるのは凡(およ)そ尺二寸角ほどの「かます」であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...そういう中でも特色のあるのは対馬(つしま)の阿連(あれ)村などに行なわれているという盆の十四日のボンドコであって...
柳田国男 「こども風土記」
...形か物体かに特色のある紋なら...
柳田國男 「名字の話」
...京の特色のあるあの絵日傘はもう近ごろの京都では売っている店もない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...特色のある歌を彼は作っているのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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