...昔の田園生活のあのぐんと特色のあるところはもうあらまし研ぎ減らされて了つてゐますよ...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...特色のある顔だつた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...それぞれ特色のある二十一篇の怪奇談を集めてあるが...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...どれも特色のある人物だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...大して特色のある作家と作品とを残さずして過ぎた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...プラグマティズムに於て最も特色のあるものはその真理の概念である...
戸坂潤 「辞典」
...案外特色のある思想家はいないというのが...
戸坂潤 「読書法」
...だが考えて見ると徳川期封建制ほど特色のある封建制は又とあるまい...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...すべて特色のあるところがその書きぶりで...
夏目漱石 「思い出す事など」
...特色のある印象を持つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは彼女の特色のある顏付や...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...興味あることは日本の織物として特色のある絣...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...特色のある手紙ですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...特色のある詩をお作(つくり)になりました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それも地方的特色のあるものが少くありません...
柳宗悦 「北支の民藝(放送講演)」
...各地方にはそれぞれ特色のある品物が今も手で作られつつあります...
柳宗悦 「民藝四十年」
...そういう中でも特色のあるのは対馬(つしま)の阿連(あれ)村などに行なわれているという盆の十四日のボンドコであって...
柳田国男 「こども風土記」
...形か物体かに特色のある紋なら...
柳田國男 「名字の話」
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