...昔の田園生活のあのぐんと特色のあるところはもうあらまし研ぎ減らされて了つてゐますよ...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...この態度を失はない限り、吾々の樂堂が古びた階段教室であらうとも、諸君のヂャケツの袖が白く手ずれて居ようとも、諸君の技術そのものが玄人めかしくなくとも、我が早中グリークラブは、特色のある、否、音樂會としてはかくあるべき音樂會となり得る事と思ふ...
會津八一 「音樂に就いて」
...あの特色のある眼もとや口もとは...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...彼女は甲高(かんだか)い特色のある声をもっていた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...又最も特色のある独自の体系を述べたものには...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ラジオがジャーナリズムとして最も特色のある点は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...――最も特色のあるのは後篇で...
戸坂潤 「読書法」
...案外特色のある思想家はいないというのが...
戸坂潤 「読書法」
...啓蒙として最も特色のあるのはフランスのものとドイツのものだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...だが考えて見ると徳川期封建制ほど特色のある封建制は又とあるまい...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...それはその目の特色のある表現に見られる...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...ひとを小馬鹿にしたようなこの特色のある声は...
久生十蘭 「魔都」
...特色のある手紙ですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...霧が深く立って特色のある宇治の寂しい景色(けしき)の作られている中を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...特色のある詩をお作(つくり)になりました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何か大いに特色のある焼物なのですが...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...どんな身形(みなり)でも地方的に特色のあるものは...
柳宗悦 「民藝四十年」
...そういう中でも特色のあるのは対馬(つしま)の阿連(あれ)村などに行なわれているという盆の十四日のボンドコであって...
柳田国男 「こども風土記」
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頭の先から足の先まで 虫の知らせ イロハのイ
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