...昔の田園生活のあのぐんと特色のあるところはもうあらまし研ぎ減らされて了つてゐますよ...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...どれも特色のある人物だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...彼は子供の頃から機械だの細工物だのいふ方面に特色のある才能を現してゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...大して特色のある作家と作品とを残さずして過ぎた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...これは有名なシンケルの建てた特色のある様式の建築として聞こえたものだそうである...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...この科学方法論の特色のある効用なのである...
戸坂潤 「科学論」
...――最も特色のあるのは後篇で...
戸坂潤 「読書法」
...案外特色のある思想家はいないというのが...
戸坂潤 「読書法」
...啓蒙として最も特色のあるのはフランスのものとドイツのものだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ニッケルめっきの特色のある形をした鍵がもう一つ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そこに日本画の特色のあることも見落せないが...
藤島武二 「画室の言葉」
...興味あることは日本の織物として特色のある絣...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...特色のある詩をお作(つくり)になりました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...藁(わら)工品で特色のあるのは凡(およ)そ尺二寸角ほどの「かます」であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...特色のある人びとであり...
山本実彦 「十五年」
...わけて瀬戸村一帯で焼かれる特色のある陶器(やきもの)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだあの特色のあるもじゃもじゃな頭髪も若々しく...
吉川英治 「落日の荘厳に似る」
...特色のある歌を彼は作つてゐるのであつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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