...較(や)や特色があるからマダシモだが...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...十五人餘りのそれ等の職工は一人々々に美くしい特色がある脂色に染つたヅツクのズボンに青いジヤケツの蜻蛉のやうなのもあれば鉛色の職工服そのまゝのもある...
千家元麿 「自分は見た」
...古事記にくらべると時代が下るに從つて詳密になつている點に特色がある...
武田祐吉 「古事記」
...読書の撰定に特色がある...
太宰治 「愛と美について」
...一個人に就いて考えてもその人格には色々な特色がある...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...世界的文化にもそれぞれ民族的特色がある...
津田左右吉 「日本精神について」
...常に性格的なる吾々――人々――への意味関係を保留している処にその特色があるのでなければならない...
戸坂潤 「科学方法論」
...少し長いが特色があるので引用するのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...物理学に於けるエーテル仮説は極めて特色がある...
戸坂潤 「辞典」
...以前はその學問が一種の勝れた特色があることは一般に認められず...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...卑劣な空気が漂うているところに多少の特色がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...エリザベト・シューマンも特色がある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...どれだけの特色があるかといわれると...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...それぞれ顕著な特色があることを感じた...
火野葦平 「花と龍」
...この法典には二つの特色がある...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ドイツのトイプネルにしてもジーベックなどにしてもそこから出る本にはそれぞれ一定の特色がある...
三木清 「書物の倫理」
...水甕(みずがめ)いずれも特色がある...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...形に特色がある上に...
柳宗悦 「手仕事の日本」
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