...較(や)や特色があるからマダシモだが...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...古事記にくらべると時代が下るに從つて詳密になつている點に特色がある...
武田祐吉 「古事記」
...読書の撰定に特色がある...
太宰治 「ろまん燈籠」
...一個人に就いて考えてもその人格には色々な特色がある...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...「この事件はなかなか特色がある」彼は云った...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...読み手として優れているか特色があるか...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...物理学に於けるエーテル仮説は極めて特色がある...
戸坂潤 「辞典」
...凡そこうした機械論を克服する処にこそその特色があるのである...
戸坂潤 「辞典」
...以前はその學問が一種の勝れた特色があることは一般に認められず...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...卑劣な空気が漂うているところに多少の特色がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...この法典には二つの特色がある...
穂積陳重 「法窓夜話」
...江戸風というおのおのの特色があるかないかを仮定して...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...そこに東洋的ヒューマニズムの特色があるといえるであろう...
三木清 「思索者の日記」
...そこに日本文学の根づよい特色があるわけでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なんといってもあの人のすることは特色があるね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...水甕(みずがめ)いずれも特色がある...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...箕も南鮮のは翼が張って形に特色がある...
柳宗悦 「全羅紀行」
...御明神のはそれにも増して特色がある...
柳宗悦 「陸中雑記」
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