...特筆大書すべき出来ごとだった...
海野十三 「蠅男」
...およそ探偵作家というものは……(記者に向って)これは特筆大書してもらいたいな江戸川さんしかり...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...自分に自信をつける特筆大書の想念が浮ばぬ...
太宰治 「鴎」
...津軽の歴史に特筆大書すべき光栄ある記録とでも言はなければならなくなる...
太宰治 「津軽」
...特筆大書する必要はなかったのである...
田中英光 「さようなら」
...さらにベデカに特筆大書してある「最新流行」の産地たる散歩街や...
谷譲次 「踊る地平線」
...第三に――これはぜひ特筆大書を要する――各国婦人の美点...
谷譲次 「踊る地平線」
...先生とどこで何を食ったというようなことがやたらに特筆大書されているのである...
寺田寅彦 「詩と官能」
...この特筆大書すべき逮捕の名誉は...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...実に開港の歴史において特筆大書すべき事柄たるに拘らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...中に就き特筆大書すべきは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...更に特筆大書すべき異彩を有した訳ではないのである...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今度の戦争は有史以来特筆大書すべき深刻な事実であると共に...
夏目漱石 「点頭録」
...近代的探偵小説を日本の文壇に移植した点で特筆大書する価値が十分にある...
平林初之輔 「黒岩涙香のこと」
...この事件中特筆大書すべき価値ありとて...
福田英子 「妾の半生涯」
...特筆大書すべき博士の功績である...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...わが家として特筆大書すべきことがありました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このような寛仁大度の振舞いは必ず特筆大書されるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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