...物足りない何ものかを...
芥川龍之介 「運」
...非凡とだけでは物足りない...
海野十三(佐野昌一) 「寺田先生と僕」
...このままでは物足りない...
鈴木三重吉 「千鳥」
...そしてその上にも物足りない事は借金が無いといふ事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...何だか物足りないやうに思つたので...
薄田泣菫 「茶話」
...肝心のキャゼリン嬢の姿の見えないことがちよっと物足りない感じであったが...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...何うも水が少いので私達日本人には物足りない...
田山録弥 「行つて見たいところ」
...何だか少し物足りないような心持になって...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...しかしなくてはやっぱり物足りない...
寺田寅彦 「石油ランプ」
...庸三は庸太郎のいないのがかえって物足りない思いであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...私は肝腎のところへいつて物足りない氣がした...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それにしては余りに物足りない...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...何処(どこ)をどう歩(ある)いても物足りない...
夏目漱石 「それから」
...「何にもない」ガラッ八は少し物足りない様子でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やっぱり物足りない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それだけでは物足りないので「この上乱暴なんてすれば...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...しかしこれは何となく物足りない感じがある...
牧野富太郎 「植物記」
...これだけでははなはだ物足りない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
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