...僕のやうに五十円を投ずるのも...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...それは武器を投ずる動作です...
石原莞爾 「最終戦争論」
...敵に爆弾を投ずる爆撃機の任務は固より重大であるが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...余にして自己の信仰を定むる能(あた)わざれば余は果して何(いず)れの派に己を投ずべきか...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...しかるに彼の信者にしてその事業の速成を願い塔の頂上より身を投ずる愚と不敬とを学ぶものあるは実に歎ずべきにあらずや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...そのことが自己の歌をよまうとする心にまで陰を投ずるやうなことがあらう筈がない...
相馬御風 「遊びの藝術」
...273 頒たれし毛を衆は祈の前火に投ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...老夫婦は養老費の全部及び老(お)いの生命二つを其牧場に投ず可く決心した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...百たび投ずれば百たび地に落つ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...火中に油を投ずるがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...然らずむば憲政本黨に投ずるの外ある可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...頗る一時の人心に投ずるものありと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...正義のはかりとよばるるものの中に投ずる場合に...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...この曲は今日といえども相当難解で一般人の好みに投ずる甘美さなどはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...然るにその医師が劇痛に投ずるに「モルヒネ」をもってするのみならず...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...千年松(センネンサウ)(物理小識○高野山にて万年草といふ他州にては玉柏を万年草といふ故に此草を高野の万年草といひて分てり)高野山大師の廟の辺及三山の際に蔓生す乾けるものを水中に投ずれば忽蒼翠に復す故に俗間収め貯へて旅行の安否を占ふこの高野のマンネンソウは蘚類の一種で Climacium japonicumLindb. の学名を有するもので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...相抱いて海に投ずる...
夢野久作 「書けない探偵小説」
...そのいずれが飢餓に服すべきかを決定するために骰子(さいころ)を投ずるようには命ぜられてはいない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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