...時好に投ずることのみを目的としている作者は別として...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...一度水中に投ずればそれは赤青紫...
伊東静雄 「詩集夏花」
...伊豆山の浴舍に投ずれば...
大町桂月 「沖の小島」
...留辺志部(るべしべ)の旅店に投ず...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...漸く一旅館に投ず...
大町桂月 「北條より一ノ宮へ」
...そのことが自己の歌をよまうとする心にまで陰を投ずるやうなことがあらう筈がない...
相馬御風 「遊びの藝術」
...老夫婦は養老費の全部及び老(お)いの生命二つを其牧場に投ず可く決心した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...たとえば天を仰ぎて石を投ずるものあらん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...来(きた)りて余の寓居に投ず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その悲壮な事柄のうちに身を投ずる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――されば私は筆を投ずる! 私はかの記述といふものの愚劣を思ふ...
中原中也 「深夜の峠にて」
...「我(われ)に投ずるに木瓜(もっか)を以(もっ)てせば...
新渡戸稲造 「自警録」
...遥(はる)かに身体(からだ)一つを投ずるは...
福田英子 「妾の半生涯」
...農業国がその増加資本を引続き主として土地に投ずる限り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...多量の天然及び人造肥料による地質の改良に投ずれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...終ってその残りを火中に投ずるとともに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...資本の一部分を改良された機械に投ずれば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...すなわち世間的価値の無意義を観じて永遠の価値の追求に身を投ずることを...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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