...ゲーム業界での物数奇な販売戦略が話題になっている...
...彼女は物数奇なアクセサリーを集めるのが趣味だ...
...物数奇な量の食材を買い込むのをやめた方がいい...
...彼は物数奇な種類の本を読むことができる...
...物数奇な色の絵の具で絵を描くのが好きだ...
...葉子はしとやかに人々の物数奇(ものずき)らしい視線を受け流しながら...
有島武郎 「或る女」
...多分持って生れた物数奇(ものずき)から来たのだろうと自分は解釈している...
夏目漱石 「行人」
...物数奇(ものずき)にやる働らきでなくっちゃ...
夏目漱石 「それから」
...そう真剣に自分の位地(いち)を棄(す)てて漂浪(ひょうろう)するほどの物数奇(ものずき)も今の世にはありませんからね...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...敬太郎はこの際取次の風采(ふうさい)を想望するほどの物数奇(ものずき)もなく...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...こっちから女の行動を今しばらく注意して見ようという物数奇(ものずき)を起した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そんな愚(ぐ)な事を引き受けたのです」物数奇(ものずき)から引き受けたという言葉は...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そればかりかこの物数奇を満足させる権利があるとまで信じていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...叔父さんは物数奇(ものずき)だと云って定めし苦笑なさるでしょう...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...これは酔狂(すいきょう)や物数奇(ものずき)で飛出して来たと思われては少し迷惑であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...「ええちと物数奇(ものずき)過ぎますね...
夏目漱石 「門」
...よっぽど物数奇(ものずき)ね」「でも東風さんは大変真面目なんですよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そこへ物数奇(ものずき)な御客さんが来て...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...他の物数奇の人に与へ給へとて...
牧野信一 「極夜の記」
...貴女の国にては近頃物数奇(ものずき)者間にてわれらが国の労働着がハッピイ・コートとやら称ばれて用いられている由なれど...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...或る物数奇な学生がその肖像画の作者を訪ねて秘かに事情を探つて見ると...
牧野信一 「山彦の街」
...時流に染まず世間に媚(こ)びざるところ例の物数奇(ものずき)連中や死に歌よみの公卿(くげ)達ととても同日には論じがたく...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...自分流義に物数奇らしい骨の折方をして...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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