...ゲーム業界での物数奇な販売戦略が話題になっている...
...彼女は物数奇なアクセサリーを集めるのが趣味だ...
...物数奇な量の食材を買い込むのをやめた方がいい...
...彼は物数奇な種類の本を読むことができる...
...物数奇な色の絵の具で絵を描くのが好きだ...
...葉子はしとやかに人々の物数奇(ものずき)らしい視線を受け流しながら...
有島武郎 「或る女」
...この質問は氏によると決して物数奇な動機から来るのではなく...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...地面から岩山の頂(いただき)まで物数奇(ものずき)な人間を引き上げる仕掛であった...
夏目漱石 「行人」
...物数奇にやる働(はた)らきでなくつちや...
夏目漱石 「それから」
...そういう物数奇もやはり西洋の方が日本より偉いと思っているのだろう...
夏目漱石 「『東洋美術図譜』」
...こっちから女の行動を今しばらく注意して見ようという物数奇(ものずき)を起した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...固(もと)よりそれは単なる物数奇(ものずき)に過ぎなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...この物数奇を満足させても無礼に当らない事も自覚していた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そればかりかこの物数奇を満足させる権利があるとまで信じていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...これは酔狂(すいきょう)や物数奇(ものずき)で飛出して来たと思われては少し迷惑であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...古賀先生が物数奇に行くんじゃありませんか」「そりゃあなた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...我々ごとき物数奇(ものずき)は...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...佐藤は物数奇(ものずき)に違いない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...「ええちと物数奇(ものずき)過ぎますね...
夏目漱石 「門」
...他の物数奇の人に与へ給へとて...
牧野信一 「極夜の記」
...貴女の国にては近頃物数奇(ものずき)者間にてわれらが国の労働着がハッピイ・コートとやら称ばれて用いられている由なれど...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...半ば物数奇から行灯や燭台の光りを頼りにして読書をしたり...
牧野信一 「雪景色」
...自分流義に物数奇らしい骨の折方をして...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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