...ゲーム業界での物数奇な販売戦略が話題になっている...
...彼女は物数奇なアクセサリーを集めるのが趣味だ...
...物数奇な量の食材を買い込むのをやめた方がいい...
...彼は物数奇な種類の本を読むことができる...
...物数奇な色の絵の具で絵を描くのが好きだ...
...葉子はしとやかに人々の物数奇(ものずき)らしい視線を受け流しながら...
有島武郎 「或る女」
...物数奇にさつき云つたやうな事を実行しては困りますぜ」と...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...だから折角の社会的な大発明も全く個人的な有償無償の物数奇な試みに還元されて了う...
戸坂潤 「技術の哲学」
...多分持って生れた物数奇(ものずき)から来たのだろうと自分は解釈している...
夏目漱石 「行人」
...「そりゃ物数奇(ものずき)と云うもんでさあ...
夏目漱石 「坑夫」
...一つは物数奇(ものずき)にせよ問題の要点だけは胸に畳み込んでおく方が心丈夫なので...
夏目漱石 「中味と形式」
...そう真剣に自分の位地(いち)を棄(す)てて漂浪(ひょうろう)するほどの物数奇(ものずき)も今の世にはありませんからね...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...こっちから女の行動を今しばらく注意して見ようという物数奇(ものずき)を起した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そんな愚(ぐ)な事を引き受けたのです」物数奇(ものずき)から引き受けたという言葉は...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...固(もと)よりそれは単なる物数奇(ものずき)に過ぎなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そればかりかこの物数奇を満足させる権利があるとまで信じていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...これは酔狂(すいきょう)や物数奇(ものずき)で飛出して来たと思われては少し迷惑であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...何という物数奇(ものずき)だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...佐藤は物数奇(ものずき)に違いない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...「ええちと物数奇(ものずき)過ぎますね...
夏目漱石 「門」
...そこへ物数奇(ものずき)な御客さんが来て...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...」「でも此処は少々物数奇過ぎるでせう...
牧野信一 「熱い風」
...或る物数奇な学生がその肖像画の作者を訪ねて秘かに事情を探つて見ると...
牧野信一 「山彦の街」
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