例文・使い方一覧でみる「物憂そう」の意味
スポンサーリンク...戸部は物憂そうに床の上に臥（ね）ころんでいる... 
有島武郎 「ドモ又の死」
...不安になってその停まっている場所を物憂そうに飛びまわった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...よく私の言うことを聞いて忘れぬようになさい」ひどく物憂そうな口調で言って...
太宰治 「駈込み訴え」
...物憂そうな楽隊の音がしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...物憂そうに首を垂れたきりで...
久生十蘭 「地底獣国」
...物憂そうにしてめったに口もきかず...
久生十蘭 「ノア」
...単にこの掻き傷だけでは明確な何事をも説明してはくれません」真名古は何故か急に物憂そうな口調になって...
久生十蘭 「魔都」
...物憂そうな身振りで立ち上り...
久生十蘭 「魔都」
...いつもの物憂そうな調子で...
久生十蘭 「魔都」
...物憂そうに運転台へ乗ると...
久生十蘭 「魔都」
...物憂そうに椅子に首をもたせたまま...
堀辰雄 「木の十字架」
...琴などを物憂そうに掻き撫でたり...
堀辰雄 「ほととぎす」
...物をおたずねしても何となくお返事が物憂そうに見受けられるのでございます...
室生犀星 「あじゃり」
...物憂そうにしていた...
室生犀星 「童子」
...眉をひそめて物憂そうに塔の見える当麻の寺へ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利！手書き漢字入力検索