...「不連続殺人事件」を評す探偵小説純文学論を評す〔1探偵問答 2「抜打座談会」 3一人の芭蕉の問題〕怪談入門〔1探偵小説と怪談 2英米の怪談作家 3透明怪談 4動物怪談 5植物怪談 6絵画彫刻の怪談 7音又は音楽の怪談 8鏡と影の怪談 9別世界怪談10疾病・死・死体の怪談11二重人格と分身の怪談〕 附...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...物怪(もののけ)でも棲んでいそうなほど鬱蒼(うっそう)たる全山の高い梢(こずえ)が絶え間もなく飄々(ひょうひょう)と哮(ほ)え猛(たけ)っているばかりであった...
橘外男 「逗子物語」
...家の中全体がこう何か眼に見えない墓場のような物怪(もののけ)に包まれているものですから...
橘外男 「蒲団」
...これは何かの物怪(もののけ)じゃ」「これは...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...何ぞ物怪(ものゝけ)にでも襲われたのか...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...「これからお登りなさるの?」「ええ」駒井は物怪(もののけ)から物を尋ねられたように感じながら頷(うなず)いて見せると...
中里介山 「大菩薩峠」
...恐怖も物怪(もののけ)もあるべき筋ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...柳の木蔭にまだ何か物怪(もののけ)が残っているようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼のまわりの物怪(もののけ)のような姿は...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...やはり釣鐘や半鐘の擬態であつて首尾好くそれで嚇し切れれば物怪の幸ひだつたが...
牧野信一 「ペルリ行」
...また片時も離れない物怪(もののけ)が一つあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「長くおいでくださいましては物怪(もののけ)の来ている所でございますからお危(あぶの)うございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ひどい物怪(もののけ)がついて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これまで少しも現われてこなかった物怪が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...昔一度御覧になった覚えのある物怪であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんなふうのことを勧めるのでしょうと申して私は御同意をしないのでございます」「物怪の勧めでそれを行なうと言っても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...物怪を追い払うのに得意な律師が叡山の寺にこもっていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「物怪などが周囲の者を驚かすために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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