...胸襟を開いても物怖じしない覚悟が大切だと思う...
...新人の調理場助手は、最初は物怖じせずに質問することが大事です...
...揺籠から世界を見てきた彼女は物怖じしない...
...物怖(ものおじ)したらしい叔母の状(さま)を...
泉鏡花 「悪獣篇」
...そこから物怖(ものお)じしたような二つの眼が覗いた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...臂もわななく物怖れ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...物怖(ものおぢ)に胸こそさわげ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...身(み)は物怖(ものおぢ)に竦(すく)まりき...
薄田淳介 「白羊宮」
...物怖じしない者の例として持ち出される...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...物怖じしない代りには...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...でも物怖じせぬ眼付...
豊島与志雄 「操守」
...弁信の物怖(ものお)じをしないのに舌を捲いたようなあんばいです...
中里介山 「大菩薩峠」
...美しくもまた物怖しい童話詩的な雰囲気がよく語られていた...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...私だって大抵のものは、物怖じしないで、いくらでも馬食する...
野村胡堂 「胡堂百話」
...物怖(ものお)じしない活き活きした顔です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あまり物怖(ものおじ)しないほうだが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あまり物怖(ものおじ)のしないほうだから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...物怖じしたように長椅子の上に跳起きた...
久生十蘭 「魔都」
...あるかないかくらいの物怖(ものお)じしている様子が...
室生犀星 「童話」
...又物怖ぢをせぬ鳥だから...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...窺視(うかがい)に来るかのように物怖ろしいのでした...
夢野久作 「瓶詰地獄」
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