例文・使い方一覧でみる「物影」の意味
スポンサーリンク...彼女が追いかけていた物影はただの風景だった... 
...通りの物影を怖がっている犬がいる...
...夜道を歩くときは、物影にびくびくする人もいる...
...物影を見つめながら、彼は何かを考え事しているようだった...
...ハロウィンの仮装で、物影の中に入り込んでじっと動かない人がいる...
...「物影」の亡骸（なきがら）守るわが「願（がん）」の通夜（つや）を思へば...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...みどり色の光の輪も物影も...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...物影が、木立の影が、不意の驚きをぞっと身にしませる...
豊島与志雄 「オランウータン」
...――視よ我（われ）戸の外に立ちて叩くもしわが声を聞きて戸を開く者あらば我その人の所（もと）に就（いた）らん而して我はその人と偕（とも）にその人は我と偕に食せんその時ふっと物影が彼女の顔を横（よぎ）った...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...壮助は一寸物影に身を潜めるように身を引いて...
豊島与志雄 「生あらば」
...そして物影がじっと沈んでいる...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...人だかりのしてる街路のざわめいた物影から来たものなのか...
豊島与志雄 「電車停留場」
...長い物影を宿して黝ずんでいた...
豊島与志雄 「反抗」
...なんだか物影がさしていた...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...凡て物影に潜んでいるもの...
豊島与志雄 「真夜中から黎明まで」
...その光は物影とくっきり際立って見られる都会のと違って...
豊島与志雄 「道連」
...その後の彼らの相談は物影に消えてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの物影は擲弾兵（てきだんへい）...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この物影がグッとこたえたものと見なければなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...今ここに現われた物影は...
中里介山 「大菩薩峠」
...物影そのものの姿も...
中里介山 「大菩薩峠」
...自ら、お初と名乗る、女賊――それを見送ると、大胆に、物影をはなれて、町角の常夜灯の光りが、おぼろに差している巷路に、平然と姿を現した...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...まつたくかすかな物影の如く眺めるのでは...
吉江喬松 「山岳美觀」
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