...すべてのさま物凄く恐ろしげなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...其眼は物凄く輝いた...
石川啄木 「鳥影」
...物凄く巨大な徳利(とっくり)をかかえて私達の方ににじり寄って来て...
梅崎春生 「風宴」
...男も女も、首が放れてしまう程、深い斬り傷を受けて、その傷口がポッカリと、物凄く、口を開いていた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...広い奥書院にその笑い声が物凄く響き渡って...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...夜になると前栽(せんざい)の草葉のがさ/\と鳴るのが物凄く...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その声の弱々しさは哀れでもあり物凄くもあった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
... 400戰ふ時に物凄く擧ぐる怒號の雄叫びに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鬪志はげしく物凄く睨まへ合うて入るを見てアカイア衆人をのゝきぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...第一傷が物凄くて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのうちに男の顔は断末魔の怒りに物凄く変って来た...
原民喜 「溺死・火事・スプーン」
...すると小さな万年筆ながら実に物凄く...
原民喜 「火の踵」
...柳が殺陣の剣劇中々物凄く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...掛声と共に山鹿流の太鼓の音が物凄く鳴り響いたかと思ふと...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...事実音が聞こえる程に物凄く赤黒く焦げて行く空...
三好十郎 「斬られの仙太」
...むしろ次の怪しげなる光景を物凄く感じました...
武者金吉 「地震なまず」
...何だか様子が物凄くなって来ました...
夢野久作 「白髪小僧」
...物凄く罵(ののし)ッた...
吉川英治 「私本太平記」
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