...鯢波に驚いて物具せられけるが...
太宰治 「右大臣実朝」
...太刀や物具(ものゝぐ)や刀掛けのきらびやかさ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...」「蛮夷は僻遠の地に在て(中略)産物具全せず(中略)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...武庫というのは説明するまでもなく武器物具を入れて置く蔵だ...
山本周五郎 「落ち梅記」
...お物具の手入れは終りましたし...
山本周五郎 「城を守る者」
...これに物具(もののぐ)一領...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自身も日中は物具(もののぐ)すら解かなかった...
吉川英治 「剣の四君子」
...物具(もののぐ)を着こみ...
吉川英治 「三国志」
...物具なども余すなく鹵獲(ろかく)せよ」と...
吉川英治 「三国志」
...物具(もののぐ)の手入れなどさせている柳斎という実直者...
吉川英治 「私本太平記」
...わが家の物具(もののぐ)も鑑(み)てもらおうか」諸家からも...
吉川英治 「私本太平記」
...お物具蔵(もののぐぐら)の手入れでも仰せつかったら...
吉川英治 「私本太平記」
...二里三里が間の山路を敵には追つたてられ今朝までは十万騎の勢も残り少なに討たれてわづかに生けるものも馬物具(うまもののぐ)を捨てぬはなしというほどなのに...
吉川英治 「私本太平記」
...物具(もののぐ)の繕(つくろ)いがたまっているから諸職の職人二...
吉川英治 「私本太平記」
...物具(もののぐ)を解くひまもなかろう...
吉川英治 「私本太平記」
...腹巻などの物具はいうもおろか...
吉川英治 「新書太閤記」
...相当な身分らしい物具(もののぐ)を着けた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...得物や物具(もののぐ)も雑多だったが...
吉川英治 「源頼朝」
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