例文・使い方一覧でみる「物の見事」の意味

...と物の見事にはねつけし美登利... と物の見事にはねつけし美登利の読み方
高山樗牛「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」

...それが物の見事に間違いであったということを覚ったのは... それが物の見事に間違いであったということを覚ったのはの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...物の見事に仏壇返しに地上に投げつけてしまいました... 物の見事に仏壇返しに地上に投げつけてしまいましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...九十里のところで物の見事にぶちこわしてしまったということは――それは必ずしも御当人に...
中里介山「大菩薩峠」

...六人が物の見事に斬られてはいるが... 六人が物の見事に斬られてはいるがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...物の見事に復讐（ふくしう）されてしまつた... 物の見事に復讐されてしまつたの読み方
南部修太郎「下手の横好き」

...物の見事に樫の砲架の上に乗ったのです... 物の見事に樫の砲架の上に乗ったのですの読み方
野村胡堂「江戸の火術」

...物の見事に引くり返ります... 物の見事に引くり返りますの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...物の見事に外されて... 物の見事に外されての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...流しに滑って物の見事に仰（の）け反（ぞ）りました... 流しに滑って物の見事に仰け反りましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...物の見事に持出してしまったのです... 物の見事に持出してしまったのですの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...手代は物の見事に土間に尻餅を搗（つ）きました... 手代は物の見事に土間に尻餅を搗きましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...それを見破つて咄嗟にお糸を押へた平次の明智は物の見事です... それを見破つて咄嗟にお糸を押へた平次の明智は物の見事ですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...物の見事にぬかるみの中に引っくり返ったのです... 物の見事にぬかるみの中に引っくり返ったのですの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...彼らはそこで物の見事に首を馘（き）られた... 彼らはそこで物の見事に首を馘られたの読み方
葉山嘉樹「海に生くる人々」

...脳天から足の先まで物の見事に唐竹割りにした」と... 脳天から足の先まで物の見事に唐竹割りにした」との読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...又は物の見事にしくじったりした場合なぞに心の底の悲観や落胆が鼻に現われたもので...
夢野久作「鼻の表現」

...黒吉の体は、恐ろしい勢いで、小屋の高い屋根とすれすれに、矢のように飛んで、体が、宙に捻れたかと思うと、物の見事に、元のブランコに飛移っていた...
蘭郁二郎「夢鬼」

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