...それに子供らしい火事見物の気分からか...
高見順 「如何なる星の下に」
...僕を本物の気違いにしようとしている...
太宰治 「新ハムレット」
...もそりもそりと物の気配がしていた...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...傍視(わきめ)も揮(ふ)らずに一心になって草の路を追っている菊江の耳に物の気配がした...
田中貢太郎 「女の怪異」
...何か物の気配がするので眼を開けて枕頭(まくらもと)を見た...
田中貢太郎 「女の姿」
...眼の前に物の気配がして白い衣服(きもの)が見えた...
田中貢太郎 「雀が森の怪異」
...また物の気配がして榻にあがってくる物の衣摺(きぬずれ)のおとがした...
田中貢太郎 「蘇生」
...この異郷の動物の気持ちなどをいろいろと推測してそれに適合する事をあえてするにはあまりに高い人格を持っていたのである...
寺田寅彦 「解かれた象」
...霧のために生き物の気は搦(から)められてしまっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それとは別の方面で意外な物の気(け)のするのを感じました...
中里介山 「大菩薩峠」
...外物の気分では無論ない...
夏目漱石 「創作家の態度」
...何やら物の気配がします...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...赤い着物の気の違った女の子は...
宮本百合子 「或日」
...ほかの楽器の扱いにくい女の人のために作られた物の気がします...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...見物の気の附かぬ位鉄扇の方へゐざり寄つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これまでもストリンドベルクは本物の気違になりはすまいかと云われたことが度々あるが...
森鴎外 「沈黙の塔」
...わたくしもなるたけ見物の気に入るようにしたいのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...物の気を幻覚したり...
蘭郁二郎 「歪んだ夢」
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