...物に動じない帆村探偵とても顔色を変えないではいられなかった...
海野十三 「流線間諜」
...田中君こそ真に人民を救う神様だ」被害地に連れて来さえすればいかに物に動じない鉄心石腸も感憤せざるを得ないだろうと...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...物に動じない言葉の調子でした...
豊島与志雄 「碑文」
...物に動じない百姓とでも言うべき人物だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...与八は物に動じない男...
中里介山 「大菩薩峠」
...物に動じない落着きもあって...
中里介山 「大菩薩峠」
...――おい苦沙弥先生、さすがに独仙君は鎌倉へ行って万年漬を食っただけあって、物に動じないね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...小林は物に動じない...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...さすが物に動じない頑固一点張りの相手も...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「さア事だ」物に動じない吉次も胆(きも)を冷やしたらしい...
吉川英治 「源頼朝」
...物に動じない連中なので...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利!手書き漢字入力検索