...我々が往来を縦隊で進んで行くと土地の人々は総出で我々の進軍を見物した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのゲルトで買物しい/\歩いた...
種田山頭火 「行乞記」
...例の鼠どもはそれを見物しに彼等の穴から這い出して来ていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一室一室これと引き合わせては詳細に見物していた...
寺田寅彦 「案内者」
...男は歩き廻って見物しながら...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...玉の井でも見物しよう...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...一日や二日逗留(とうりゅう)しても見物して行きたいと言う...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほんとうに説教がやられるものだろうか? Kだけが聴衆となるわけだろうか? もし自分がただ教会を見物しようとするだけの外国人だったら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...だれも見物したものに不満をいう権利はなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...おれはここに坐ってゆっくり見物してやるのだ...
久生十蘭 「無月物語」
...年に一度くらいは芝居も見物したい――安月給取の頭の中を毎日のように往来するこうした小さな慾望が...
平林初之輔 「犠牲者」
...好奇の眼でこのたわむれを見物している...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...自分たちの人間的な共同生活をだれが見物していようと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...誰も私を見物していない...
三好十郎 「冒した者」
...鶴木検事は一々感心しながら見物していた...
夢野久作 「巡査辞職」
...はなはだ猥雑(わいざつ)な態(てい)で見物しておったが...
吉川英治 「三国志」
...さっきから陽なたで洗い物していたせいだぜ...
吉川英治 「私本太平記」
...無心に能を見物している藩士の家族のうちには...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??