...彼らは何ごとに依らず物ごとを信じ切っていた...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...彼女は物ごとを余りくよくよしない...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...着物ごとぬれると...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...どうもだいぶ気が軽くなり行儀がくずれてはれた足を縁へ投げ出したり物ごとにだだくさになったり隣家とけんかをしたり雪舟(せっしゅう)の自慢をしたりあばたの小僧をいやがらせたり...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...物ごとをあまりに楽観することであり...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...物ごとを分析的に考えながら感情を整理出来る人は...
戸坂潤 「読書法」
...物ごとは逆になって来て...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...システムというと物ごとの不動な布置ででもあるように考えるのが...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...物ごとの中に法則があることを見つけだし...
中井正一 「生まれ変った赤坂離宮」
...物ごとが巨大になりすぎている...
中井正一 「国会図書館の窓から」
...物ごとはすべて、習うよりは慣れろですから、頭巾の巻きっぷりにしてからが、ああもしたら、こうもしたらと、見えに浮身をやつすよりは、数を多くかぶるに越したことはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...其後は物ごとに念を入れて...
樋口一葉 「大つごもり」
...すこし物ごとを真面目に考える今日の世代の若い人たちが...
宮本百合子 「家庭創造の情熱」
...荷物ごと仰向けにひっくり返るような具合にして麦束をおろす)百姓 どっこいしょと!(立上り...
三好十郎 「おりき」
...ただ物ごとの進行を大げさにして...
三好十郎 「肌の匂い」
...「さへづる春は」(百千鳥(ももちどり)囀(さへづ)る春は物ごとに改まれどもわれぞ古(ふ)り行(ゆ)く)とだけをやっと小声で言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これに物ごとを自由に判断する力を持たせなければならないけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このように人間界の物ごとが始終変化してきわまりなきことを考えてみたら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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